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玉三郎の名演に感動!(七月大歌舞伎 夜の部)

 今月12日(土)、東京・東銀座にある歌舞伎座へ行ってきました。
   歌舞伎座

 今回見たのは、「七月大歌舞伎」の夜の部です。
 ここ数年、七月の舞台は坂東玉三郎さんと、澤瀉屋一門の皆さんが務めておられるそうです。
  七月大歌舞伎

 歌舞伎鑑賞が趣味の中・高時代の友人がチケットを手配してくれました。しかも、一等席の前から6列目の真ん中辺りという、かなり良い席でした。友人には感謝です。
 ですが、18000円の席料はちょっと懐には痛かったかな。。。(><)
 
 
 歌舞伎鑑賞自体は初めてではありませんが、新歌舞伎座へ来るのは今回が初めて。(旧歌舞伎座へも行ったことはなかった)すっかり「おのぼりさん」状態のワタクシ。
 オープンから1年以上経ち、やっと落ち着いた頃でしょうかね。
  歌舞伎座2

 桟敷席方面。席料が20000円もしますが、席数が限られるためチケット入手は困難みたいです。いつかは座ってみたいところ。
  歌舞伎座3


 【1幕目】悪太郎 

  悪太郎

 この日、前の用事が長引き、一幕目に遅刻してしまい、途中からの鑑賞になってしまいました。
 「狂言を素材にしたユーモアあふれる舞踏劇」ということでしたが、途中から見たせいか内容がよくわかりませんでした。「悪太郎」役は市川右近さんでした。


 【2幕目】修善寺物語

  修善寺物語

 岡本綺堂(1872-1939)による新歌舞伎の代表作。一度、舞台で見てみたかった作品です。
 (あらすじ)
 伊豆・修善寺村に住む面作師の夜叉王(中車)は、修善寺に幽閉中の将軍、源頼家(月乃助)から自分に似せた面を作るようにとの依頼を受けていたが、何度作ってもその面には死相が現れて、なかなか完成できずにいた。
 そのことに苛立った頼家は、夜叉王を斬りつけようとするが、夜叉王の娘・桂(笑三郎)は父の意に反して昨夜打ち上がった面を頼家に献上する。夜叉王が、その面には死相が現れているというのも聞かずに、頼家はその面を持ち帰り、桂を側女にしようと連れ帰る。
 しかし、その夜、北条氏の意を受けた追手が頼家を襲い、頼家は非業の死を遂げる。一方、桂は頼家の身替りになろうと、献上の面を付けて薙刀をふるって奮戦するも、手負いの身で実家へ辿りつく。
 瀕死の娘・桂を目の当たりにした夜叉王は、自作の面が頼家の運命を暗示するほど自分の技量がすぐれていたことに満足し、まさに死なんとする娘の断末魔の表情を写しとろうと筆を走らせるのだった。


 主人公「夜叉王」役で、香川照之こと市川中車さんが出演。中車さんは新歌舞伎座初出演ということでした。登場したときには客席から大きな拍手がわきました。
 期待を持って彼の演技を見守ったのですが・・・セリフがよく聞き取れないんですね~。
 舞台用の発声がまだまだ未熟な印象を受けました。お腹から声が出ていなくて、口先だけでしゃべっている感じなのです。
 また、瀕死の娘・桂の表情を写し取ろうと、夜叉王が「顔をみせい」と迫るまさにクライマックスの場面で、客席の方々から失笑のような笑い声がおきていました。
 悲劇的な場面なのに、なんで観客から笑いがおきるのだろうか。。。???
 これは私の個人的な印象ですが、「夜叉王」の面作師としての意地と、死にゆく娘を目の前にした父親としての情と、その心の葛藤みたいなものが、うまく演じ切れていないように見受けられました。

 ですから、中車さんは当面、安っぽいテレビドラマなどには出演しないで、歌舞伎に専念されたほうがいいのでは・・・と思いました。40過ぎてからの入門で、大変ご苦労されているとは思いますが、もともと意欲と能力のある方ですから、必ずや歌舞伎役者として大成できるはずです。
 他の役者さんは澤瀉屋一門の方々でしたが、皆さん堅実な演じぶりでした。
 友人はすっかり感情移入してしまい、終盤でハンカチ片手にぽろぽろ泣いていました。


  閑話休題  休み時間に友人が買っておいてくれた、“地雷也”さんの天むす入り弁当「徳川」を食べました。
  あわてて食べたので、味わう暇がありませんでしたが、かなりボリュームはありました。
   P7120636.jpg

  


 
 【三幕目】天守物語

  天守物語

 待ってました。坂東玉三郎さんの登場です! 相手役にはあの市川海老蔵サン。年の差を感じさせません。
 玉三郎さんですが、艶然とした佇まいは、まさに「人間国宝」にふさわしい!ただただ圧巻の一言。

 すみませんが、明日また感想を追記しようと思います↓

 (あらすじ)
 播磨国姫路にある白鷺城。その天守の最上階には、異界の美しき女主人、富姫(玉三郎)と腰元たちが暮らしていた。
 そこへ、富姫を姉と慕う猪苗代の城の主、亀姫(尾上右近)がはるばる遊びにやってきて、楽しい宴が催された。富姫は亀姫に白鷺城の城主である武田播磨守自慢の白い鷹を土産として与える。
 その夜、天守閣に播磨守に仕える若き鷹匠、姫川図書之助(海老蔵)が逃した鷹を探しに現れる。富姫は、凛とした図書之助の応対に彼の命を奪うべきところを無事に返すことにするが、図書之助は天守を降りる途中で燈を消してしまい、火を求めて最上階へと戻ってくる。
 図書之助に惹かれはじめていた富姫は、自分に会った証として城主秘蔵の兜を渡すが、再び天守を降りた図書之助は家宝の兜を盗んだ疑いをかけられ、追手に追われて三度富姫のもとへやってくる。そこで、富姫は図書之助を異界の人々の象徴である獅子頭の中に匿う。しかし、追手は獅子頭の目を傷つけたため、富姫も図書之助も視力を失ってしまう。


 泉鏡花(1873~1939年)が描いた屈指の名作だという「天守物語」。姫路城(白鷺城)の妖怪伝説をモチーフに、異界に住む者と人間との美しい恋物語を描きました。
 玉三郎さんは5年前に旧歌舞伎座のさよなら公演で演じて以来ということで、その時演じ納めしようと思っていたのを、ファンからの再演希望の声が多かったため、再び演じることを決めたという話でした。
 天守夫人・富姫役を演じられるのは、玉三郎さんをおいて他にないでしょう。2時間くらいの演目でしたが、まるでおとぎ話の世界に迷いこんだような、不思議な感覚に見舞われました。
 深淵なる物語世界を、たっぷり堪能させていただきました。
 腰元の役の方たちが、少し年増?に見えたのが残念。。。
 

   
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 参考サイト  歌舞伎座

 
 
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ジャンル : 学問・文化・芸術

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日本100名城完全制覇と有名人の墓めぐり(掃苔)
日本100名城スタンプラリー終了・・・2011年7月、根室半島チャシ跡群にて、無事100名城完全制覇しました。
2010年5月、47都道府県踏破済み。(離島を除く)
歴史の現場を、実際歩いて確かめることをモットーに、全国を行脚中。いつかあなたの住む町へ行くかもしれません。
東京生まれ東京育ち。
大卒後、音楽関係の仕事、専業主婦、現在は零細企業で総務関係の仕事をしています。

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