スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

嗚呼壮烈!岩屋城(1)

 昨年11月、福岡県小郡市にある九州歴史資料館にて開催された特別展「戦国武将の祈りと誇り~九州の覇権のゆくえ」という展示を見てきました。そのことは昨年、当ブログに書きました。

 その折、関連イベントとして文化財めぐり「戦国の城と古戦場を歩く~岩屋城と高橋紹運~」というイベントに参加してきました。時間が経ってしまいましたが、その時の記録を記しておこうと思います。


 岩屋城(福岡県太宰府市)は文明10年(1480年)前後に、守護大名大内氏によって築城されたのがはじまりだといいます。
 その後、永禄2年(1559年)頃、豊後大友氏の家臣、高橋鑑種により宝満山城の支城として築かれました。
 しかし、高橋鑑種は主君、大友宗麟に対し謀反をおこして離反、敗れたため、大友氏の宿老であった吉弘鑑理(あきただ)の二男、鎮種(しげただ 後に出家して紹運が高橋家の名跡を継ぎました。鎮種は岩屋、宝満山城の城督となり、落ち目の大友氏を支えました。

   【高橋紹運肖像】
  高橋紹運

 
 ところで、高橋紹運には二人息子さんがいて、長男は統虎といい、後の立花宗茂です。

過去記事  立花宗茂
        立花宗茂の墓

 やはり大友氏の家臣に、戸次鑑連(道雪)という人がいて、あいにく鑑連には一人娘のほか、跡取りとなる息子がいませんでした。鑑連は高橋紹運の嫡男である統虎の器量を見込んで、紹運に対して、統虎をぜひとも娘婿に迎えたいと頼みこみます。
 この申し出に紹運は当惑し(そりゃそうですよね。ふつう、後継の長男は他家へ養子へ出すようなことはしません)、いったんは断ったものの、鑑連のたっての頼みとあってこれを受け入れ、統虎を戸次家の婿養子に出す決意をしました。

 統虎が戸次家へ養子に行く日、紹運はわが子に秘蔵の名剣「長光」を手渡しながらこう言いわたしました。
 「万が一、わしと敵味方となった時、先頭となってわしを討て。さもなくば、この剣で自害せよ」

 この統虎(立花宗茂)の戸次家への婿入りは、戸次家、高橋家の同盟という意味合いがあったとの指摘があります。

 なお、「長光」の剣は統虎(立花宗茂)が実父の形見として身近に置き、現在柳川藩立花家ご子孫のところに伝来しております。

 【剣 銘「長光」】(重要文化財 福岡県柳川市「立花家史料館」所蔵)
 剣 銘 「長光」

 
 天正14年(1586年)、九州制覇を目論む薩摩の島津氏の大軍が岩屋城に攻め寄せました。島津の軍勢はおよそ5万。
 対する高橋紹運以下の軍勢は763名。紹運は島津方の降伏勧告にも屈せず、劣勢でありながらよく戦い、籠城十余日、ついに力尽きた紹運は櫓にのぼり、念仏を唱えながら腹掻き切って果てました。
 
 時に紹運、39歳。城兵ことごとく壮烈な討死を遂げました。


   *********************************



 数年前に、私は100名城巡りで広大な古代の城「大野城」にやってきました。その折、タクシーで下っていると、道すがら「岩屋城」の案内板があり、大いにそそられましたが、あいにく帰りの飛行機の時間に間に合いそうになく、泣く泣く通りすぎたことがありました。

 今回、岩屋城址を歩くというイベントを知ったので、いい機会だと思って参加した次第です。私にとっては久しぶりの山城攻めとなりました。


 2013日11月4日(祝)
 
 西鉄二日市駅前で集合です。参加者は38名いたそうです。ほとんどが地元の方か隣県の方で、私のように遠方から北人はいなかったと思われます。前日の雨もあがり、薄曇りながら日差しも見えました。
 主催者のあいさつの後、スタートします。
 西鉄二日市駅


 二日市駅から歩いて15分くらいのところに、高橋紹運首塚伝承地(筑紫野市二日市北2)がありました。
 しょっぱなから「墓」です(笑)。引率の学芸員さんの説明を受けます。

 この首塚がある地は敵方、島津氏の本陣がある付近であり、紹運の首は実検が行われた後、この地に埋葬されたといわれています。
 下の写真のように石が積まれていますが、おそらく後世に築かれたものと思われます。
 高橋紹運首塚


 首塚の裏手にいた民家の飼い犬がキャンキャン吠えまくり、煩くて閉口しました。


                             つづく

 
 いつも有難うございます。
 人気ブログランキングへ にほんブログ村 歴史ブログへ  
関連記事

テーマ : 城巡り
ジャンル : 旅行

コメントの投稿

非公開コメント

ブログランキング
「もののふの心」および歴史的遺産を後世に伝えましょう♪
うさぎ
  ↓ ↓ ↓ ↓
人気ブログランキングへ にほんブログ村 歴史ブログ 日本史へ
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
カテゴリ
ご注意 ごくたまに、「城」「史跡」「お墓」等の話題が、ドラマ関連やその他のカテゴリとして登録されている場合があります。
月別アーカイブ
最新コメント
FC2カウンター
おきてがみ
お気軽にどうぞ(お返事が遅くなる場合があります)
プロフィール

A☆六文銭

Author:A☆六文銭
ブログテーマ
日本100名城完全制覇と有名人の墓めぐり(掃苔)
日本100名城スタンプラリー終了・・・2011年7月、根室半島チャシ跡群にて、無事100名城完全制覇しました。
2010年5月、47都道府県踏破済み。(離島を除く)
歴史の現場を、実際歩いて確かめることをモットーに、全国を行脚中。いつかあなたの住む町へ行くかもしれません。
東京生まれ東京育ち。
大卒後、音楽関係の仕事、専業主婦、現在は零細企業で総務関係の仕事をしています。

★当ブログ内の文章、写真等はすべて無断転載禁止です。宜しくお願いします。
★当方と連絡を取りたい方は、下部メールフォームからお願いします。(ご感想はなるべくコメント欄のほうにお願いします)
※Twitter、Facebookはやってません。

最新記事
おすすめ書籍
リンク
RSSリンクの表示
検索フォーム
QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。