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松代藩改革者、恩田民親の墓

 今年も、「もののふの足跡を追い求めて」(※もののふ以外も多いですが)をモットーに参りますので、よろしくお願いします。

 2014年の「墓初め」は・・・

 長国寺および真田信之の墓 のつづき

 松代藩主、真田家の菩提寺、長国寺には松代藩士の方々の墓も多くあります。

 
  恩田木工民親(1717~1762年)の墓 (※「木工」は通称)

  恩田民親の墓1

  恩田民親の墓2


恩田木工(もく)民親(たみちか)の墓は高さ 240 ㎝の宝篋印塔で、正面に「玄招院鉄翁道関居士」、左の側面に「宝暦十二壬午戴正月上六日」、右の側面には「俗名恩田氏民親墓」と刻まれている。
民親は享保3年(1718)、松代藩家老職の家に生まれた。当時、藩の財政は非常に苦しく、領民もまた困窮して百姓一揆が起こる状態だった。藩主の真田幸弘はこうした状況を打破するため、民親を勝手係に抜擢する。宝暦5年(1755)、民親 39 歳のときである。
民親の施政方針は、「うそを言わないこと」「倹約すること」「贈収賄をしないこと」「賭博行為も営利が目的でなく、娯楽とするならよい」などであった。
また、年に1度の納税法を改めて月割納方にすることにより、納税しやすくするとともに滞納を整理し、さらに領民の収入を増やすため山野荒地の開墾、養蚕の奨励にも力を入れた。このほか神仏崇敬思想をひろめ、精神を高める努力もしている。
このような民親の業績は『日暮硯(ひぐらしすずり)』に詳しく書かれているが、松代藩のほかにの方針を採用した藩も多かったという。
宝暦 12 年(1762)1月6日、病気のため46 歳で死去した。のち大正7年に正五位を贈られている。

                (現地案内板より)

  真田公園にある恩田木工民親の銅像
 恩田民親像



 初代藩主、真田信之の豊かだった時代は過ぎ、5代藩主・信安の時代の治世は混乱を極めました。領地は荒廃し、度重なる幕府からの普請の負担により藩財政は窮乏しました。藩士の俸禄は半減、年貢の増加、足軽の出勤拒否、百姓一揆が起こりました。
 やがて信安が死去し、16歳の若き藩主、幸弘が藩主となり、藩の末席家老であった恩田木工は「勝手方御用兼帯」に抜擢されます。
 こうして始まった木工の藩政改革はすぐには芽が出ませんでしたが、木工の改革の精神は木工の死後も受け継がれ、江戸末期になると松代藩の財政も改善していたといいます。
 上記にもある通り、宝暦12年(1762年)のお正月に木工は亡くなりました。享年46。


 
  作家、池波正太郎は小説『真田騒動~恩田木工~』で木工の活躍を描きました。
 
真田騒動―恩田木工―真田騒動―恩田木工―
(2012/10/05)
池波正太郎

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 木工の業績を記した『日暮硯』 現代でも経世の書として読まれています。
 
日暮硯 (岩波文庫)日暮硯 (岩波文庫)
(1988/04/18)
笠谷 和比古

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日本100名城完全制覇と有名人の墓めぐり(掃苔)
日本100名城スタンプラリー終了・・・2011年7月、根室半島チャシ跡群にて、無事100名城完全制覇しました。
2010年5月、47都道府県踏破済み。(離島を除く)
歴史の現場を、実際歩いて確かめることをモットーに、全国を行脚中。いつかあなたの住む町へ行くかもしれません。
東京生まれ東京育ち。
大卒後、音楽関係の仕事、専業主婦、現在は零細企業で総務関係の仕事をしています。

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