スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

長国寺(曹洞宗)および真田信之の墓

 松代城の東方向、歩いて10分くらいの場所に、真田家の菩提寺「長国寺」(曹洞宗)があります。

 寺の由来としては、天文16年(1547年)真田幸隆(真田昌幸の父、信之・幸村の祖父)が開基となり、伝為晃運を開山として信濃国小県郡真田(現在の長野県上田市真田町)に建立した長谷寺に始まります。
 元和8年、真田信之が上田から松代へ転封となると、寺も移ってきて、寺号を「長国寺」と改めました。以後、真田家の菩提寺として現在に至っています。
長国寺1

 
 真田家菩提寺ですから、お寺の建物にも「六文銭」が。。。(当たり前か)
 長国寺2

 江戸時代は、境内に真田家の霊屋5棟が立ち並んでいましたが、明治維新後、移築されたり、火災に遭ったりで、現在は初代藩主・信之、第4代藩主、信弘の霊屋が残されています。


 真田信之霊屋(重要文化財)
 
 真田信之霊屋


 遠くから望遠で撮影しているのでわかりにくいですが、破風に彫刻された鶴はかの「左甚五郎」作によるものと伝わります。
 江戸時代初期に建てられた壮麗な造りとなっており、表門と共に重要文化財に指定されています。
 真田信之霊屋2



 4代信弘霊屋(県宝)
 やはり時代を反映して、信之のものと比べると質素な造りとなっています。
 真田信弘霊屋



 霊屋から少々離れた場所に、松代藩主・真田家墓所があり、歴代藩主の墓塔が並んでいます。(※2008年4月撮影 ちょうど松代は桜の時期でした)
 
 松代藩主真田家墓所


 真田信之(1566~1658)の墓(2008年4月撮影)

    真田信之

 
 真田昌幸の長男であり、幸村(信繁)の兄。
 信濃の小領主から戦国大名となった父、昌幸、大坂の陣で名を挙げ、壮烈な討死を遂げた弟、幸村の影にどうしても隠れがちですが、真田家を守り、近世大名の道を辿ったのはひとえにこの人の才覚によるものです。
 信之はその実直な人柄を徳川家康に見込まれ、本多忠勝の娘で家康の養女であった小松姫を妻としていたので、関ケ原目前にして、父・弟と決別し、徳川方に従います。
 関ケ原合戦後は、上州・沼田城主から昌幸の旧領も引き継ぎ信州・上田9万5千石を治めます。
 大坂夏の陣では、弟・幸村が戦死。信之は昌幸や幸村の家臣を引き取っていたといいます。
 その後、元和8年に上田から松代へ転封。晩年は「お家騒動」などもありましたがそれをも乗り越え、万治元年(1658年)その波乱の生涯を閉じました。享年93歳。当時としては非常に長寿だったと言えます。
  
  PICT0104_20131227221901048.jpg



 上の写真5枚は昨年の今頃撮影したものですが、この日は小雨が降っていて、あまり天気がよくなかったのですが、信之の霊屋に参った時だけ、なぜか雨が突然止んだのです。そして、寺を出たらまた降ってきました。少々不思議な体験をしました。

 なお、真田家墓所、霊屋に立ち入る際は寺の許可がいるので、受付で申し出てください。


  長国寺  長野市松代町松代1015-1



 作家・池波正太郎による真田昌幸、信之、幸村父子を描いた長編小説「真田太平記」
 池波はこの3人の中で、とりわけ信之を好み、小説の最初から最後まで彼を登場させています。
 
真田太平記(一)天魔の夏 (新潮文庫)真田太平記(一)天魔の夏 (新潮文庫)
(1987/09/30)
池波 正太郎

商品詳細を見る



 信之の晩年、真田家におきた「お家騒動」を描いた「獅子」
 
獅子 (中公文庫)獅子 (中公文庫)
(1995/04/18)
池波 正太郎

商品詳細を見る



 いつもご覧いただき、有難うございます。
 人気ブログランキングへ にほんブログ村 歴史ブログへ  
関連記事

テーマ : 歴史・文化にふれる旅
ジャンル : 旅行

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

ケノーベルからリンクのご案内(2013/12/28 09:24)

上田市エージェント:貴殿の記事ダイジェストをGoogle Earth(TM)とGoogle Map(TM)のエージェントに掲載いたしました。訪問をお待ちしています。

-

管理人の承認後に表示されます

コメントの投稿

非公開コメント

ストレスがないともう少し長生きできたおにいちゃんw

某スレでは鉄板ネタですが。

武勇に優れ、誠実な人柄といい、完璧超人系武将のお兄さん(あとは立花宗茂とか)…どうしても印象が地味ですよね。
嫌いじゃないです。

ところで、面白いことに池波先生は海音寺潮五郎先生からありえないくらい酷評されてますよね。
どちらも好きなとまからすると海音寺センセそんなに熱くならんでも…と思ったりします。
真田太平記はまだ未読で、古本屋で一気買いの日を楽しみにしているのですが、山中鹿之助を描いた作品や渡辺勘兵衛を描いたモノを読む限りにおいては、「剣客商売」や「梅安」に一歩劣り(個人的意見です)…戦国モノは少し手の内に入ってなかったのかな?などと感じたりもします。

さて、真田太平記どのような作品なのか?ちょっとした先のお楽しみです。

やや、日記とまったく関係のない話題に終始してしまいましたが…そういえば松代は、大本営が築かれる予定のあった土地でしたね。

泉下の信之はどのような気持ちでその当時の人間を眺めていたのでしょうか?
領国を守り切った彼には失笑ものであったのかもしれませんね…。

Re: ストレスがないともう少し長生きできたおにいちゃんw

 とま様

 お久しぶりです。コメント有難うございます。

 海音寺ですが、司馬遼太郎はすごく評価してましたが、池波はあまり好きじゃなかったのかな。
 ま、作風も全然違いますしね。

 池波は「真田太平記」が戦国モノの集大成になり、以後は江戸モノしか書かなくなってしまいました。
 やはり、池波の本領は江戸にあったんじゃないかと思います。

 松代ですが、大本営跡地も昨年行ってきましたよ。現在、気象庁の施設が置かれています。

 それでは良いお年を。。。


> 某スレでは鉄板ネタですが。
>
> 武勇に優れ、誠実な人柄といい、完璧超人系武将のお兄さん(あとは立花宗茂とか)…どうしても印象が地味ですよね。
> 嫌いじゃないです。
>
> ところで、面白いことに池波先生は海音寺潮五郎先生からありえないくらい酷評されてますよね。
> どちらも好きなとまからすると海音寺センセそんなに熱くならんでも…と思ったりします。
> 真田太平記はまだ未読で、古本屋で一気買いの日を楽しみにしているのですが、山中鹿之助を描いた作品や渡辺勘兵衛を描いたモノを読む限りにおいては、「剣客商売」や「梅安」に一歩劣り(個人的意見です)…戦国モノは少し手の内に入ってなかったのかな?などと感じたりもします。
>
> さて、真田太平記どのような作品なのか?ちょっとした先のお楽しみです。
>
> やや、日記とまったく関係のない話題に終始してしまいましたが…そういえば松代は、大本営が築かれる予定のあった土地でしたね。
>
> 泉下の信之はどのような気持ちでその当時の人間を眺めていたのでしょうか?
> 領国を守り切った彼には失笑ものであったのかもしれませんね…。

こんばんは

こんばんは

真田郷にある『ちょうこくじ(長谷寺)』は行ったのですが
こちらはまだですね。
来年にでも、行ってみようかな?

今年も大変お世話になりました。
来年もよろしくお願いいたします。

ぽち☆

Re: こんばんは

 四十路様

 こんばんは。

 真田郷「長谷寺」に行かれたとのこと。かなりマニアですね(笑)ですと、真田本城にも行かれたかもしれませんね。

 真田の旅は色々してきましたが、後は高野山かな。まあゆっくり足を運びたいと思っていますが。

 こちらこそ、どうもお世話になりました。(ブログ楽しく拝読しました)

 来年もよろしくお願いいたします。(☆有難うございます)
 

> こんばんは
>
> 真田郷にある『ちょうこくじ(長谷寺)』は行ったのですが
> こちらはまだですね。
> 来年にでも、行ってみようかな?
>
> 今年も大変お世話になりました。
> 来年もよろしくお願いいたします。
>
> ぽち☆
ブログランキング
「もののふの心」および歴史的遺産を後世に伝えましょう♪
うさぎ
  ↓ ↓ ↓ ↓
人気ブログランキングへ にほんブログ村 歴史ブログ 日本史へ
カレンダー
03 | 2017/04 | 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -
カテゴリ
ご注意 ごくたまに、「城」「史跡」「お墓」等の話題が、ドラマ関連やその他のカテゴリとして登録されている場合があります。
月別アーカイブ
最新コメント
FC2カウンター
おきてがみ
お気軽にどうぞ(お返事が遅くなる場合があります)
プロフィール

A☆六文銭

Author:A☆六文銭
ブログテーマ
日本100名城完全制覇と有名人の墓めぐり(掃苔)
日本100名城スタンプラリー終了・・・2011年7月、根室半島チャシ跡群にて、無事100名城完全制覇しました。
2010年5月、47都道府県踏破済み。(離島を除く)
歴史の現場を、実際歩いて確かめることをモットーに、全国を行脚中。いつかあなたの住む町へ行くかもしれません。
東京生まれ東京育ち。
大卒後、音楽関係の仕事、専業主婦、現在は零細企業で総務関係の仕事をしています。

★当ブログ内の文章、写真等はすべて無断転載禁止です。宜しくお願いします。
★当方と連絡を取りたい方は、下部メールフォームからお願いします。(ご感想はなるべくコメント欄のほうにお願いします)
※Twitter、Facebookはやってません。

最新記事
おすすめ書籍
リンク
RSSリンクの表示
検索フォーム
QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。