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坂本龍馬の甥っこさん

 大河ドラマ「龍馬伝」でもおわかりのように、坂本龍馬という人は本当に実家の家族に恵まれたんだなあと思います。
 もちろん、惜しみない金銭的な援助もさることながら、姉・乙女をはじめ坂本家の人々が、龍馬の志や生き方を理解し、心から応援してくれたのは彼にとって大きな支えだったように思います。

 今日放映の「龍馬伝」の中で、やっと龍馬の伴侶となるお龍さんが登場してきましたが、残念なことに、龍馬と彼女の間には実子が出来ませんでした。
 龍馬の死後、坂本家のその後はどうなったのでしょうか。
 
 さて、高知市立自由民権記念館(高知市桟橋通4-14-3)というところで、
「龍馬の遺志を継ぐ者 第二弾 坂本直寛の生涯という企画展が開催中です。詳細はコチラ

自由民権記念館

 龍馬には千鶴さんという長姉がいましたが、この千鶴さんが高松順蔵という人に嫁いで、二人の息子さんを産みました。坂本直、直寛の兄弟です。
 今回の展示の主人公はこの兄弟の弟さんの方です。

 龍馬が死んだ時、甥の直寛は数えで15歳でした。叔父である龍馬とのやり取りはどの程度あったのかはわかりませんが、おそらく龍馬の記憶はある程度あったことでしょう。
 彼は長じて、龍馬の長兄である権平の養子に入るのですが、明治維新後、土佐の立志社に入り、自由民権運動に情熱を注ぐことになります。この頃、直寛はペンネームとして「才谷梅次郎」という名前を使用していたのですが、叔父・龍馬の変名「才谷梅太郎」をもじっていることは言うまでもありません。ちょっと微笑ましいエピソードですね。

 しかし、直寛たち土佐の自由民権運動の有志達は政府から睨まれ、ある事がきっかけで逮捕されてしまい、次第に政治的にも挫折していきます。

 民権運動のさなか、直寛はクリスチャンになっていたのですが、彼はキリスト教の教えを心の支えとして生きていくことを決意していました。
 また、私生活では最初の奥さん(龍馬の姪・春猪の娘さん)は事故死し、二番目の奥さんも病気で早死にするなど、悲哀も味わいました。
 こうして彼は、キリスト教の布教および北海道の開拓に活路を見出します。
 生まれ育った故郷・土佐を家族と共に離れ、はるばる北海道へと移住するのです。
 晩年は、キリスト教の伝道に熱心に取り組んだということです。そして、明治44年(1911年)享年59歳で札幌にて他界しました。
 
 展示のタイトルは「龍馬の遺志を継ぐ者」となっていましたが、この甥っこさんの人生は、龍馬のような派手さはなく、高い理想、志は持ちながらも、コツコツと地道に生きていった人という印象が強いです。
 そして、叔父・龍馬のコネなどに頼ることなく、自分の力で道を切り開いていきました。自主独立の精神があったのでしょう。

 また、生前叔父の龍馬は、北海道の開拓も視野に入れていた、といいますが、直寛が長じて北海道に移住したのも叔父である龍馬の影響が多少なりともあったのでしょうね。

 そして、江戸東京博物館の「龍馬伝」展の項でも触れましたが、北海道に龍馬の遺物があったのは、坂本家が故郷を離れ、移住したという事情によるものだったわけですね。
 その後の坂本家について大変勉強になりました。
 なお、坂本龍馬関係の著作で知られる土居晴夫さんという方がいらっしゃるのですが(龍馬に詳しい方はご存知かも)、土居さんはこの直寛のお孫さんだということです。私は未見ですが、土居さんは祖父・直寛に関する著書もお出しになっているようです。

 そのほか、同記念館では常設展として高知の自由民権運動の軌跡の詳細が展示されていました。
 そういえば、若き日の坂本直寛と共に活躍した片岡健吉をはじめ、植木枝盛ですとか、中江兆民といった日本史の教科書に出てくる有名人もみんな高知の方でしたね。土佐は本当に多くの人材を輩出しています。


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日本100名城スタンプラリー終了・・・2011年7月、根室半島チャシ跡群にて、無事100名城完全制覇しました。
2010年5月、47都道府県踏破済み。(離島を除く)
歴史の現場を、実際歩いて確かめることをモットーに、全国を行脚中。いつかあなたの住む町へ行くかもしれません。
東京生まれ東京育ち。
大卒後、音楽関係の仕事、専業主婦、現在は零細企業で総務関係の仕事をしています。

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