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八重の桜 (江戸東京博物館)

 東京・両国にある江戸東京博物館では現在、江戸東京博物館開館20周年・2013年NHK大河ドラマ特別展「八重の桜」を開催中です。(5月6日まで 途中展示替えあり)

 特別展「八重の桜」

 【展示趣旨】
 平成25年(2013)のNHK大河ドラマは、 会津出身の新島八重の生涯を紹介します。
 八重は、会津藩の砲術師範であった山本権八・ 佐久の子として生まれました。
 慶応4年(1868)の戊辰戦争時には、鶴ヶ城に籠城し、自らも銃をとって男性と共に奮戦しました。会津藩の敗戦後、八重は兄の山本覚馬を 頼って京都に移り、半年後、京都最初の女学校「女紅場」の教師となります。その傍らで英語や聖書も学び、明治8年(1875)、アメリカ帰りで 後に同志社の創立者となる新島襄と出会い、その翌年結婚。レディファーストを貫き、気高く毅然と立ち振る舞う八重の生きざまを、襄は 「ハンサム」と評しました。
 日清、日露戦争が起こると八重は故郷の魂を胸に篤志看護婦として果敢に行動していく――。
 本展は、NHK大河ドラマ「八重の桜」と連動して、同時代の資料や新島八重ゆかりの品々を紹介いたします。戊辰戦争の敗戦から立ち上がる人々の姿を通して、復興へのメッセージを伝える展覧会です。



 今年の大河ドラマ「八重の桜」ですが、ここ数年珍しく続けて見ております。一昨年の「江」には途中で脱落、昨年の「平清盛」も悪評が目立ったためほとんど見ていませんでしたが、今年の大河ドラマはオーソドックスな作りで、割と安心して見ていられる感じです。
 また、出演されている方が割と渋めで、また歴史上の人物にイメージの近い人を配役しているため、見ていて違和感が少ないというものあると思います。

 さて展示の方ですが、担当者によるとこの企画が持ち上がった際の打ち合わせで、NHK側からほとんど「八重」のストーリーについて教えてもらえなかったとのこと。手さぐり状態で展示準備を始めたそうです。
 しかし、あまりこれまで一般的には広く知られてこなかった八重の足跡や、他の主要登場人物ゆかりの品が数多く集められていました。
 また、「八重」の後半生は二度目の夫となる新島襄との関わりから同志社大学が全面協力で資料を提供しています。
 この展示を見ることで、「八重」の実像を知る道しるべになるのではないでしょうか。
 展示は落城時の会津若松城を写した大きなパネル写真から始まります。


 【個人的に目にとまった資料】

 ●「日新館童子訓」 会津藩士子弟の教育の場「日新館」において、文武に優れた人材を育てることを目標として、施された教育の根本を成した道徳書です。八重は女だったため、日新館には通えなかったが、7才の折にはすでに暗誦出来たという。 
 上下巻とも展示されていますが、八重が所持して今日に伝えられているのは下巻のみで、今回展示されています。

 ●孝明天皇御製、孝明天皇御宸翰、緋色地唐草葵紋錦袋  ドラマでも紹介されていますが、会津藩主・松平容保は孝明天皇から厚い信頼を寄せ得られており、御製および御宸翰を賜ります。
 容保はこれらを錦袋に入れて、肌身離さず大切に持ち続け、明治以降は新政府側から御宸翰を譲るよう強要されるも容保は断固拒絶し続け、生涯大切に保管し、子孫の家に伝えられました。


 ●伝山本覚馬所用長巻 銘 筑州  八重の兄・山本覚馬ゆかりの品として同志社に伝えられた覚馬所用と伝わる長巻 元々はあの加藤清正の所持品だったといいます。

 
 ●ゲベール銃、スペンサー銃  八重は覚馬よりゲベール銃の撃ち方を習い、会津戦争で籠城の折はスペンサー銃と銃弾100発を抱えて入城したといいます。(展示品は残念ながら八重の所持品ではありません)


 ●松平照和歌集  松平容保の義姉、照姫が残した和歌を編纂したもの。ドラマでは稲盛いずみさんが好演されていますが、照姫は和歌の教養にすぐれ、会津戦争時は会津の女性たちの精神的支柱となりました。

 
 ●斗南県川崎尚之助ヨリフライキストンニ係ル広東米差縺一件書類   八重の最初の夫・川崎尚之助(ドラマでは長谷川博巳さんが好演されています)の維新後に関する資料。  尚之助は維新後、八重と離縁しますが、理由はわからないとのこと。外国人との訴訟沙汰に巻き込まれ、不遇のうちにこの世を去ったといいます。
 

 ●新島襄旧邸 現在も京都に残る新島襄・八重夫妻の暮らした家の一室を復元。二人は当時としてはモダンな西洋風の生活をしていました。なお、数々の所用品の中にワッフル焼き器が残っていて、当時八重はワッフルを焼いて食べていたのにはビックリです(笑)


 ●新島襄筆一行書 「心和得天真」 新島八重筆一行書 「心和得天真」 「心和すれば天真を得」は新島襄が生涯モットーとしていた言葉で、襄、八重それぞれの掛け軸が仲良く寄り添そうように展示中です。(2点は所蔵先が別々で、このように並べて展示されるのは大変珍しい)


 ●昭和三年京都会津会秋季例会記念集合写  会津落城後60年にあたる昭和三年、京の黒谷にある会津墓地で旧会津藩士のための法要が執り行われた時に撮られた写真。松平家の当主や会津ゆかりの人々と共に、晩年の八重の姿もある。この法要に先立ち、松平容保の孫娘が昭和天皇の弟・秩父宮とのご成婚が決まり、(後の勢津子妃殿下)、明治維新後辛酸を舐めてきた会津の人々はこの慶事を心から喜び、祝福したといいます。


  

 「逆境にこそ咲く花あり」・・・展示の中から、八重が死ぬまで貫いた「もののふの心」をぜひ感じ取ってほしいですね。


 図録あり 桜色の表紙が美しく、本の角は丸みを帯びていて、軽量化の工夫がされています
  「八重の桜」図録


 ※会期終了後、福島県立博物館、京都府京都文化博物館を巡回予定

 

 後日、江戸博に用事があって行ったら、がちょうど満開でした。
  江戸博の桜



 過去記事 「八重の桜」・・・敗者から見た明治維新





   
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こんばんは

そういえば、江戸博では毎年大河と連動した企画をやっていましたね
天地人と江の時は行きましたが、昨年は行っていません。
会津は好きなので、久々に行ってみようかな?

大河ドラマは、今のところ“八重の桜”というより“覚馬の桜”といったような内容ですね。
☆ぽち

Re: こんばんは

 四十路様

 こんにちは。コメントどうも有難うございます。

> そういえば、江戸博では毎年大河と連動した企画をやっていましたね
> 天地人と江の時は行きましたが、昨年は行っていません。
> 会津は好きなので、久々に行ってみようかな?
>
> 大河ドラマは、今のところ“八重の桜”というより“覚馬の桜”といったような内容ですね。
> ☆ぽち


  「天地人」だけはサントリー美術館でした(笑)。「平清盛」は「江」より来場者数が多かったようです。
  会津ですが、昨年行かれてましたよね?私は都合がつけば、夏ごろ行きたいなと思っています。
  ドラマの方はもう半分くらい収録済らしいですね・・・。

  ぽち☆も有難うございます♪

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日本100名城スタンプラリー終了・・・2011年7月、根室半島チャシ跡群にて、無事100名城完全制覇しました。
2010年5月、47都道府県踏破済み。(離島を除く)
歴史の現場を、実際歩いて確かめることをモットーに、全国を行脚中。いつかあなたの住む町へ行くかもしれません。
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