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尾張徳川家の至宝(江戸東京博物館)

 ※最近少々疲れ気味で、なかなか更新ができずすみません。

 東京・両国にある江戸東京博物館では、開館20周年記念特別展「尾張徳川家の至宝」を開催中です。(2月24日まで)
 尾張徳川家の至宝

 【展示趣旨】
 尾張徳川家は、徳川家康の九男・義直(1600~1650)を初代とする御三家筆頭の名門大名で、名古屋城を居城とし、江戸時代を通じて徳川将軍家に次ぐ家格を誇っていました。
 大名家は家の歴史・格式を示すために数々の道具を備え、それらは大きく表道具と奥道具に分けられていました。表道具とは、大名の禄高や家格に応じて備蓄しておくべき武具刀剣類と、公的な場で用いられる道具類、奥道具は、藩主やその家族たちがプライベートな場で使った道具類です。
  本展では、徳川美術館(愛知県名古屋市)が所蔵する尾張徳川家ゆかりの道具類のうち、太刀や鉄砲などの武具類、茶の湯・香・能などの道具類、和歌や絵画・楽器など教養に関わる品々など大名家の歴史と格式を示す約230件の名品をご紹介します。国宝「源氏物語絵巻」、国宝「初音の調度」も期間限定で特別公開いたします。


 先月内覧会で見てきました。
 上記の展示趣旨にもある通り、尾張徳川家は徳川家康の九男・義直に始まる御三家筆頭の家柄であり、将軍家に次ぐ家格の高い大名であったため、同家には歴史的価値のある非常に貴重な品々が伝来しています。

 家康の死後、家康の遺産を尾張徳川家、紀州徳川家、水戸徳川家の3家で5対5対3の割合で相続(「駿府御分物と言われる)しましたが、尾張徳川家は家康から引き継いだ財産を逐一記録をつけて、大切に保管してきました。
 明治維新以降、各大名家では代々家に伝わる美術骨董品などを保持しきれず、やむをえず手放すケースが多かったのですが、尾張徳川家ではいち早く財団法人化(徳川黎明会)することで家に伝わった品々(これを同家では「什宝」と呼んできた)を手放すことなく、現在に至るまで守ってきました。
 昭和10年には名古屋市に「徳川美術館」が創設され、尾張徳川家に伝わる什宝が一般公開されるようになりました。
 徳川美術館


 徳川美術館所蔵品は実に1万数千点!もあるそうですが、そのほとんどが由来がはっきりしている点が特徴として挙げられます。なお、今回の展示ではその中でも代表的なものが出展されています。
 展示内容は以下の通り。

第一章 尚武 太刀や鉄砲などの武具
第二章 清雅 茶の湯・能・香
第三章 教養  琴棋書画

 これらのほか、最も注目すべきなのはこちら。必見です!
★特別出品 [国宝] 源氏物語絵巻
 当時の宮廷で絵画化した、日本美術を代表する現存最古の物語絵巻。研ぎ澄まされた絵画表現、美麗な料紙、優美な書。平安王朝の雅な暮らしぶりを伝える格調の高い逸品です。尾張徳川家に伝わる15 面の内、「柏木三」と「東屋二」を期間限定で公開します。 ※国宝を展示していない期間は、模写本を展示。

★■特別出品 [国宝] 初音の調度(はつねのちょうど)
 徳川三代将軍家光の長女千代姫が、寛永16 年(1639)9 月に、尾張徳川家二代光友に嫁いだ際に持参した豪華な調度。「源氏物語」の「初音」の帖の「年月を 松にひかれて ふる人に 今日鶯の 初音きかせよ」の歌意を全体の意匠とし、和歌の文字を絵柄の中に埋め込んでいます。日本蒔絵史上最高傑作といわれています。


 私は以前に徳川美術館には3~4度足を運んでいますが、いずれの時もこの二つの国宝を見ることは出来ませんでしたので、今回は東京にいて見られるのですから助かりました(笑)
 しかし、前期後期で展示替えがあるので、24日までにもう一度行ってこねば・・・。


 その他、個人的に目にとまったもの。

★古銅砧形花生(こどうきぬたがたはないけ) 銘「杵のをれ」
 豊臣秀吉の御前で、家康との囲碁の勝負に勝った石川貞清が秀吉より拝領して所持したが、関ケ原合戦時に西軍に味方したため、死罪になるところ、この花生と黄金千枚を家康に贈って一命をとりとめた、という。

★源氏物語画帖 詞書 徳川秀忠筆
 「源氏物語」54帖の名場面を現した詞書と絵からなる色紙画帖。
 絵の筆者は不明だが、詞書の流麗な筆跡は二代将軍・秀忠の筆になる。家康の養女となった松平康元の娘が田中忠政に嫁ぐ際、家康か秀忠より拝領したという。
 この品から、秀忠が「武」より「文」の人だった、ということがよくわかります。


 

 なお、今年の秋には九州国立博物館、来年には北海道立近代美術館へ巡回する予定だそうです。
 きらびやかな大名道具が勢ぞろいし、新春にふさわしい展示だったと思います。


     ※図録あり(非常に立派な出来ですが、分厚くて重たい・・・)



  江戸東京博物館
 江戸東京博物館

 
 関連記事 尾張名古屋は・・・(「大名古屋城展」)





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