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城主・清水宗治の死・・・備中高松城(三)

 つづき

 羽柴秀吉による鮮やかな水攻めに、毛利方の城主・清水宗治以下5000人が籠る備中高松城は孤立しますが、水面下で秀吉方も毛利方も互いに「落としどころ」を探っていました。
 そのさなか、6月2日未明、京の本能寺にて織田信長が明智光秀に討たれるという大事件がおこります。(「本能寺の変」)
 信長の悲報を知った秀吉は主君の弔い合戦に臨むため大至急京へ引き返すことを決意。毛利方に悟られぬよう、早急に和議を成立させるべく、城主・清水宗治の切腹をもって城兵の命は助けるとし、毛利方もこれを受け入れます。従来、宗治の切腹は毛利方の使者・安国寺恵瓊が関与していたとされてきましたが、実のところは城兵の命を救うために宗治自身が申し出たようです。

   清水宗治

 
 6月4日、家臣らと別れの宴を開いた後、秀吉が差し向けた小舟に乗った宗治は秀吉の本陣の近くまで漕ぎ寄せ、
「川舟を とめて逢瀬の浪枕 浮き世の夢を見習はしの 驚かぬ身ぞはかなき」
という「誓願寺」の曲舞を謡い、舞ったといいます。そして、
 「浮世をば 今こそ渡れ 武士(もののふ)の 名を高松の 苔に残して」
 の辞世をしたため、切腹しました。享年46歳。宗治の兄・月清入道と二、三の家臣も後を追いました。

 宗治主従を介錯した家臣・国府市之允は主人の首を秀吉方の検視役・堀尾吉晴に渡すと、首なき遺骸と共に城へ帰り、池ノ下丸に穴を掘り遺骸を葬ると、自らその場で首を掻き切って殉死したといいます。
 宗治の胴塚は城址公園の駐車場の西50M付近の民家の中にあります。
清水宗治胴塚


 駐車場に面した道路沿いに「清水宗治自刃の地」の標柱がありますので、この先へ歩いて行ってみます。
  清水宗治自刃ノ地1

 
 「星友寺」(日蓮宗)というお寺がありますが、ここにはかつて三の丸の総門があったそうです。
 水攻め後、高松城を預かった宇喜多氏の家臣・花房氏がこの寺を建立しました。
高松城総門跡

 
 星友寺のすぐ東隣に、「清水宗治自刃の地」の供養塔がありました。
 ここにはかつて妙玄寺という寺があり、その庭地に築いたそうです。現在、寺は廃寺?になっている模様。
 古い地図には位牌堂もあるように書かれていますが、そのようなものは見当たらず、隣の星友寺さんにお聞きしたところ、別の寺に移されたのでは?というような話をされていました。
清水宗治自刃ノ地2

 
 星友寺の真向かいにある「ごうやぶ」(真ん中の木が植わっているところ)
 清水宗治の切腹を前に、宗治の兄・月清入道の馬の口取をしていた与十郎と、宗治の草履取りの七郎次郎が「我らもお伴つかまつる」と互いに差し違えた場所だといいます。
 このほかにも、宗治に殉死した者が続いたといいますので、宗治は家臣たちから慕われていたことがわかります。
ごうやぶ


                   つづく

  
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より大きな地図で 清水宗治自刃の地 を表示




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Author:A☆六文銭
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日本100名城完全制覇と有名人の墓めぐり(掃苔)
日本100名城スタンプラリー終了・・・2011年7月、根室半島チャシ跡群にて、無事100名城完全制覇しました。
2010年5月、47都道府県踏破済み。(離島を除く)
歴史の現場を、実際歩いて確かめることをモットーに、全国を行脚中。いつかあなたの住む町へ行くかもしれません。
東京生まれ東京育ち。
大卒後、音楽関係の仕事、専業主婦、現在は零細企業で総務関係の仕事をしています。

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