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陣屋町・足守をゆく2(近水園・吟風閣・緒方洪庵生誕地)

 陣屋町・足守をゆく1(旧足守藩侍屋敷・足守陣屋・木下利玄生家) のつづき

 木下利玄生家の北側に、木下家の大名庭園「近水園(おみずえん)」があります。
 近水園は木下家の居館の奥手に設けられており、小堀遠州流の「池泉回遊式庭園」となっています。江戸時代中期頃の作庭と考えられます。
 
 近水園は御殿山(宮路山)の麓にあります。
 近水園2

 池のほとりには数寄屋造りの「吟風閣」があります。
 六代藩主・木下きん定(※きんの字は「八」の下に「白」)が宝永5年(1708)に幕府の命により、京都の仙洞御所と中宮御所の普請を行った際に、残材を持ち帰って建てたといわれています。
 吟風閣1


 園内の管理人室をのぞいたら、管理人さんがおられたのでお声をかけたところ、建物の中に入っても良いとおっしゃってくださったので、入らせていただきました。(団体の場合は建物の床板が傷むので不可だそうです)

 管理人さんの説明では、江戸時代の建物は池に面した隅の一室だけで、他の部屋や玄関は明治以降の増築だそうです。この部屋でお殿様がお休みになったとか。
 この日はとても暑かったのですが、窓から涼しい風が吹いてきて、たった5分程度でしたが一息つくことができました。
 吟風閣2

 縁から見た風景。池の水は近くの足守川から引いているそうです。池には蓬菜島を兼ねた鶴島・亀島の2つの島が設けられています。向こうに見えるのは宇野山。
 大名庭園としては小規模ですが、なかなか趣のある、落ち着いた佇まいだなと感心しました。
 近水園1


  池には鯉がたくさん泳いでいました。
  近水園4


 池のほとりには、「白樺派」歌人の木下利玄の歌碑がありました。
 利玄は牡丹の花がお気に入りで、歌に詠んでいます。

 「花びらをひろげ疲れしおとろへに 牡丹重たく蕚をはなるる」
  近水園3


 やはり園内にあった隠れキリシタンの「マリア灯籠」 管理人さんに教えていただかなかったら、あやうく見すごくところでした。
 ということは、この足守にも隠れキリシタンがいたってことですかねえ?ちょっと謎めいています。
  近水園5


 近水園に隣接して、木下家に伝わった古文書等を保管してきた「足守文庫」がありました。
 管理人さんの話だと、つい最近木下家ゆかりの重要史料はすべてJR岡山駅側の岡山市デジタルミュージアムに移管されて、こちらはほぼもぬけの殻となっています。
 聞いた話では、以前はこちらに北政所(ねね)の遺品などもあったそうです。
  足守文庫


   ************************

 親切に応対していただけた管理人さんにお礼を言って辞去し、足守文庫の脇道を進み、足守川にかかった橋をわたった先に、「緒方洪庵誕生地」があります。(駐車スペースがないのでご注意)
  緒方洪庵誕生地


 緒方洪庵(1810~1863年)は文化7年、足守藩下級藩士・緒方瀬左衛門の3男として足守に生まれました。
 16歳の時、父が大坂蔵屋敷留守居役に就いたのに伴い大坂に出、蘭学と医学を学びます。その後、長崎に遊学してオランダ人医師のもとに入門します。
 天保9年(1838年)大坂に戻り、瓦町に医業を開業すると同時に、蘭学塾「適々斎塾(適塾)」を開きます。「適塾」からは福沢諭吉、大村益次郎、橋本佐内、大鳥圭介、佐野常民、高松凌雲など多くの人材が育ちました。
 故手塚治虫さんの曽祖父、手塚良仙も適塾に学びました。(「陽だまりの樹」)
  緒方洪庵銅像

 
 これで足守の町の史跡はほとんど見てしまいました。
 最後は恒例の墓参りを。。。

 
   青いマークが「近水園」、赤いマークが「緒方洪庵誕生地」です。
  
より大きな地図で 近水園・緒方洪庵誕生地 を表示 



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日本100名城完全制覇と有名人の墓めぐり(掃苔)
日本100名城スタンプラリー終了・・・2011年7月、根室半島チャシ跡群にて、無事100名城完全制覇しました。
2010年5月、47都道府県踏破済み。(離島を除く)
歴史の現場を、実際歩いて確かめることをモットーに、全国を行脚中。いつかあなたの住む町へ行くかもしれません。
東京生まれ東京育ち。
大卒後、音楽関係の仕事、専業主婦、現在は零細企業で総務関係の仕事をしています。

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