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謙信公の「かちどき飯」その一

 話が前後しますが、高田城へ行く前に、手前のJR直江津駅で途中下車しました。

 直江津駅

 直江津駅より車で10分強ぐらいのところに上杉謙信の居城であった春日山城があります。春日山城は国内でも最大規模の山城として知られていますが、私は5年前にこの城を訪れています。(今回は時間の都合で寄ってません 下の写真のみ、2007年撮影)

    上杉謙信像(春日山)


 
 実は春日山城を望む直江津の町に、謙信が生きた戦国時代の料理を再現し、食べさせてくれるお店があると聞いて行ってきました。

 直江津駅より歩いて12,3分くらいの所にある日本料理店「松風園」

 聞くところによると、このあたりでも老舗の料亭のようで、ちょっと敷居が高い印象です。
 松風園1


 先だって予約を入れておいたので、お庭の見える一室へ通されました。
 松風園2

 
 今回頂くお料理は、題して「謙信公のかちどき飯」
 以下、パンフレットの記載によりますと

 “「謙信公のかちどき飯」とは・・・” 
 ◆上杉謙信の日常の食事は一汁一菜の質素なものでしたが、ひとたび出陣となれば、飯を山のように炊かせ、部下将兵に山海の幸をふんだんに振る舞ったと伝えられます。
 謙信が勝利のかちどきを挙げることを願って用意した料理とはどんなものだったのか。当時の文献にのっとり、当時の食材、調理法でつくりました。

 とのことです。つまり、戦国時代の饗宴料理ですね。
 
 同店では①謙信公の膳(14品 5000円) ②毘の膳(9品 2500円) ③龍の膳(6品 1500円)の三つのコースを提供していますが、今回はランチということで、数日前に②の「毘の膳」を注文しました。

 仲居さんいわく、「このお料理には“醤油”と“砂糖”を一切使用していないんですよ」とのこと。
 はてさて、どんな料理が出てくるのでしょう!?


 まず出てきたのが、「けずりもの」 
 「けずりもの」とは、干した魚鳥を削ったり酒に浸したもので、平安時代にはすでにあったそうです。戦国時代の酒宴の献立に欠かせない一品だったとか。
 ここではスルメと鰹節を「煎り酒」に浸したものが出てきました。
 「煎り酒」というのは、酒に鰹節と梅干を入れて煮詰めた当時の調味料です。
 
 実は私、スルメが苦手で、一口二口いただいてみましたが、酒の肴に合っているかなあいう印象です。
 左党の方にはおすすめです。
  毘の膳2


 「戦国刺身」(白身魚2種、くらげ)
 春日山城は海から2.5kmの所にあったせいか、当時からお刺身を食べていたようです。
 ただし、腐らないように魚は酢で〆てあります。この日は鯛とヒラメだったかな。

 現在では、お刺身は醤油につけて食べますが、戦国時代にはまだ醤油が存在しなかったので(!)、ずんだ酢や「煎り酒」につけて食べていました。
 ずんだ酢は枝豆をペースト状にしたものでしたが、これがとても美味しかったです。辛みのほしい人のために、わさびや山椒が添えてあります。
 
 毘の膳1


 「炙り焼き」
 合鴨の胡桃炙り、きすの焼き浸し、川エビ、串芋(里芋)
 松の実味噌をつけていただきました。

 毘の膳6

 
 「糠味噌煮」
 鰯、なす、筍、蒟蒻の味噌煮。糠味噌とは、味噌の分量を増やすために、糠を味噌の仕込みの時にいっしょに入れて作ったものだとか。
 さっぱりした味わいの煮物でした。
  毘の膳4


 「胡桃浸し」
 はすいも等、季節の葉野菜を胡桃で和えたもの。砂糖が貴重品であった当時は、胡桃が甘味料の代わりとなっていました。
  毘の膳5


 「黒米」と「集め汁」と「香の物」
 黒米は当時の武士の主食である玄米のことです。
 集め汁とは現在でいう味噌汁で、干し魚(小魚)、ズイキ、ごぼう、ネギなどが入っています。
  毘の膳3


 水菓子
 最後に季節の果物(この日はリンゴ)が出ました。
 メニュー表によると、「水菓子後も膳が次々と出され、酒宴は延々続きました・・・」えーっ、まだ食べるのか(゜Д゜;)
  毘の膳7


 以上、一時間くらいかけてゆっくり頂くことができました。
 料亭だけあって、やはり一品一品が丁寧でしたし、料理をのせた器も趣がありました。
 「醤油」と「砂糖」を使わない料理の味わいが当初予測がつかなかったんですが、薄味であっても食材本来の旨みが引き出されているといいますか、美味しくいただけるものだと感心しました。
 春日山城で勝利の美酒に酔いしれる将兵らの姿がおぼろげながら想像できました。


 
 なお、この「かちどき飯」は食材の都合上、来店の4日前位までに要予約のようです。
 (詳細は同店までお問い合わせください)



    松風園  上越市中央5-12-18 電話025-543-2154
 
   
より大きな地図で 松風園 を表示

 

  いつもご覧いただき、どうも有難うございます。
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ジャンル : グルメ

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くぅーーーーっ

良い雰囲気での御馳走で、羨ましいです。
旅は、御当地の食と酒を食すのが一番と申しますが・・・ 一寸、御腹が減ってまいりました(笑)。

Re: くぅーーーーっ

酔いどれJohnny様

 こんばんは。コメントどうもありがとうございます。

> 良い雰囲気での御馳走で、羨ましいです。
> 旅は、御当地の食と酒を食すのが一番と申しますが・・・ 一寸、御腹が減ってまいりました(笑)。

 はい。美味しいお料理で満足だったのですが、当方日本酒が全然ダメなので・・・。
 この料理は日本酒に合うんですよね。お酒が飲めないということで、旅先でもかなり損をしているなあと常々思っているんですよ(泣)

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