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特別展「上杉鷹山の財政改革~国と民のしあわせ~」(米沢市上杉博物館)

 先月下旬、山形県鶴岡へ行った後、山形へ移動したのですが、便宜上さらにその後行った米沢の事を先に書いておきます。

 山形県米沢市にある上杉博物館では、現在特別展「上杉鷹山と財政改革~国と民のしあわせ~」を開催中です。(6月3日まで)

   特別展 上杉鷹山の財政改革

 【展示趣旨】
今の時代だからこそ「上杉鷹山」!

   上杉鷹山


 
財政難に苦しむ米沢藩の改革を成功に導いた九代藩主上杉鷹山について、博物館の常設展示室でも多くのスペースとさまざまな手法を用い概要紹介をしています。また、平成16年には、「上杉鷹山 -改革への道-」と題し、鷹山の藩政改革と人物像について特別展を開催しました。平成21年の大河ドラマ以来、直江兼続ブームに沸き、その業績を知るにつけ、あらためて鷹山について知りたいとのご要望をいただくようになりました。折しも昨年の東日本大震災後、混迷する社会を反映し、鷹山ならどのようなリーダーシップを発揮しただろうと、さらなる関心が高まったようです。
鷹山についての概括的な展示から、テーマを掘り下げてその実像に迫れるよう、このたびの展覧会では財政改革に焦点をあててご紹介いたします。誰の改革かを念頭におき、危機への備えと対応、産業の創出と流通、豪農・商人の力、養老と養育の時代等の内容で、鷹山の取り組みを検証していきます。



 米沢へは昨年2度来ており、今回は桜を見にやってきました。米沢へは数度来ておりますが、やはり米沢の町と相性が良いのか、または上杉氏が好きなんですね(笑)

 さて、上記の展示なのですが、震災後同館へは米沢藩中興の祖である上杉鷹山(1751~1822年)に関する問い合わせが多かったため、数年前も一度取り上げたにもかかわらず、今年再度企画されたということです。
 今回の展示では、特に米沢藩の財政改革についてテーマを絞って特集しております。

 大河ドラマ「天地人」でも取り上げられていましたが、上杉景勝が関ヶ原合戦後、会津120万石から米沢30万石へ減封させられ、鷹山が藩主になるまでには石高はさらに15万石にまで減っていました。
 しかし、家臣の数は“リストラ”されることなく据え置かれていたため、藩財政は益々逼迫し、とうとう米沢藩の領地を返上しようかというところにまで追い込まれていたといいます。
 そこで、鷹山とその側近は、幾人かの御用商人の協力を得るよう努力し、彼らと関係強化することで、資金を調達することに成功し、財政の健全化を図っていきました。
 有名な酒田の豪商本間家や越後の渡辺家などと米沢藩との関わりを示す史料が多数展示されていました。お世話になる豪商のもとへは、鷹山直筆の書や刀などの品々を下賜することで「ギブ&テイク」ということにしていたようです。

 また、鷹山は「福祉政策」にも熱心に取り組み、自分自身養父の上杉重定や、実父の秋月種実を看護していたそうです。そして藩士や領民にも、孝養の重要性を説き、70歳以上の藩士には手当を支給したり、領民で親に孝行を尽くした者に褒章を行ったりしていました。

 展示の中でこんな面白いエピソードがありました。
 米沢城近くの農家のお婆さんが稲の刈入れをしていた折急に夕立が来て困っていたところ、近くを通りかかった武士二人が親切に手伝ってくれました。
 お婆さんがお礼に餅を差し上げたいと言ったところ、武士はお城の北門まで届けてほしいと言い残し、後日お婆さんが餅33個を城門まで届けにいったところ、はたして助けてくれた武士の一人がお殿様(鷹山)だったことがわかり腰が抜けるほど驚いたとか。お婆さんは鷹山より褒美として銀5枚を拝領したそうです。
 なんだか、『水戸黄門』みたいなエピソードですが、鷹山という人は根っから親切な人だったのだろうと思いました。

 詳しくは同展示をぜひご覧いただきたいと思います。色々と示唆に富む内容であり、鷹山のオリジナリティあふれた改革の道筋を豊富な史料を通して浮かびあがらせています。鷹山の施策には現代社会にも通じる何かしらのメッセージを含んでいるように思えましたし、その辺に主催者側の意図も感じられました。

 展示に先立ち、NHKの「歴史秘話ヒストリア」でも取り上げられたせいか、この日も地元の方をはじめとして多くの見学者で賑わっていました。
 「国と民のしあわせ」というサブタイトルも良かったです。何より、鷹山は仁政を敷いた人であり、口を開けば増税しか言わないどこかの国の総理大臣にも爪垢煎じて飲ませたいものです。。。(呆)

 最後に鷹山の「モットー」ともいうべき、有名な和歌を記しておきます。
 なせばなる なさねばならぬ何事も ならぬは人の なさぬなりけり



 なお、別室では国宝・上杉本洛中洛外図屏風が展示されており、昨年も見たのですが、またしっかり見てきました。これはかの織田信長が上杉謙信に贈ったという由緒ある品です。(5月22日で展示終了)

                         つづく


     
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 先月下旬、山形県鶴岡へ行った後、山形へ移動したのですが、便宜上さらにその後行った米沢の事を先に書いておきます。 山形県米沢市にある上杉博物館では、現在特別展「上杉鷹山と財政改革~国と民のしあわせ~」を開催中です。(6月3日まで)    【展示趣旨】今...

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大卒後、音楽関係の仕事、専業主婦、現在は零細企業で総務関係の仕事をしています。

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