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坂本家墓所

 今回の高知行きは主に土佐藩主・山内家墓所への訪問がメインだったため、当初他の墓巡りは予定になかったのですが、せっかく遠路はるばるやってきたので、朝食抜きで坂本龍馬の実家の墓へ行ってみることにしました。
 坂本家の墓はJR高知駅や高知城からやや離れた場所にあるので、タクシーをひろって参りました。
 タクシーの運転士さんいわく、これまで坂本家墓所へ行く人を乗せたことはほとんどないということでした。(この運転士さんは親切に対応してくださり、助かりました)

 高知市山手町にある坂本家墓所
 もともと坂本家の墓所は、この付近にある「丹中山」という小高い山の中にあったのですが、数年前に土地が元々の地主から転売されたあげく開発業者の手に渡ってしまい、元あった場所より現地へ移転・改葬されてしまいました。
 坂本家墓所1

 丹中山には坂本家だけでなく、地元の方々の墓が多数あったのですが、開発業者によりそのほとんどが産業廃棄物扱いにされ、取り壊されるところを、以前から丹中山の墓地を掃苔してきた地元の写真家・前田秀徳氏が業者と交渉し、土地の一部を歴史公園として整備、何とか坂本家や一部ではありますがその他同時代の人々の墓標を守ることができたといいます。
 現在ではご覧のように坂本家の方々の墓も整然と並べられ、前田氏や地元有志の方たちによって清められています。
 坂本家墓所2

  墓所の前に銅版の案内板があるので、どの墓石が誰のものか、一目瞭然にわかるようになっています。 
    坂本家墓所3


  龍馬の父・坂本八平の墓
 坂本八平の墓

  龍馬の母・坂本幸の墓 龍馬12歳のとき、他界しました。
 坂本幸の墓

 龍馬の兄・権平の墓
 坂本権平の墓


 龍馬の次姉・栄の墓  ただし、この墓石は昭和43年に建てられたもの。おそらく、NHK大河ドラマ「龍馬がゆく」放映の影響だと思います。
 坂本栄の墓a

 
 龍馬の三姉・乙女の墓  母を失くした龍馬の「母親がわり」となって世話を焼きましたが、龍馬の人格形成に大きな影響を与えました。龍馬は度々乙女へホンネを綴った手紙を送り、乙女もまた龍馬からの手紙を大切に保管していました。
 坂本乙女の墓

 
 なお、二番目の姉・栄の墓は坂本家墓地より下方にある嫁ぎ先の柴田家墓所に本当の墓がありました。龍馬脱藩の際、龍馬に家宝の刀を渡したという責めを負ってお栄は自害したという話が伝わっていますが、実はそれより以前に早世していたことが判明しています。
 坂本栄の墓b


 それにしても、人の墓がある場所を無理やり壊そうとした人たちがいたというのは大変嘆かわしいことだと思います。私個人の考えですが、やはり墓というのは無闇にいじってはならない、と思うんですね。その地で安らかに眠りについていた人たちに対してあまりにも失礼ではないでしょうか?
 現代では人々の価値観も多様化して、現世的な利益が大事という人々も少なくないので、そういう時代の趨勢なのかもしれませんが。色々考えさせられました。
 それから、龍馬の実家の人々の墓標はすべて俗名で記してあり、戒名ではありませんでした。それ自体はそれほど珍しいことではありませんが、坂本家はどこかの寺の檀家になっていなかったのかなあ?という疑問がわきました。江戸時代末~明治になると、庶民の女性の墓も「○○妻」「○○女(むすめ)」ではなく、ちゃんと個人の名前が刻まれているのも面白いところです。
 また余談ですが、龍馬の父・八平も兄・権平も妻に先立たれ、後妻が来ているというのも何か因縁めいたものを感じました。

 ところで、うちの主人に聞いたところ、学生時代(今から20年くらい前)に改葬前の坂本家墓所を訪れたことがあるのだといいます。ところが、カメラを持っていなくて撮影などしていなかったとのこと!これは本当に残念な話で、私はガッカリしてしまいました(泣)

 坂本家墓所周辺には坂本家の縁者や、同時代の人々の墓がありましたが、この後山内家墓所へ行かなければならなかったため時間がなく、落ち着いてお参りできなかったので、また改めて来たいと思います。
 なお、墓地公園の脇に駐車場も2枠ほどありますので、車で来られる方はこちらに停めてお参りなさってください。
 坂本家墓所駐車場

 坂本家墓所についてはこれまで多くの方がサイトやブログへ掲載しているので、私が記すまでもありませんが、一応ご報告まで。


 過去記事 坂本龍馬および中岡慎太郎の墓
 
 参考サイト 高知市歴史墓地公園 丹中山〈個人の方のHPです)

 
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2ヶ所の墓地が、某右団体と某暴○団体の手に落ちてしまい 県、自治体も何もしてくれず「前田秀徳さん」一人で交渉と保存をされたそうです。

小生、「前田秀徳さん」に御話しを御聞きして鳥肌が立ちました また貴重な資料を見せていただいたのが思い出になっています。

また墓地に、前田秀徳さんが水撒き(夏場)されています。

あと筆山だけでは有りませんが、夏場は「蚊(やぶ蚊)」がとても多いので『殺虫剤(大)』を現地調達されるのを御勧めします。

前田氏のご努力

酔いどれJohnny 様

 こんばんは。コメントどうも有難うございます。

> 2ヶ所の墓地が、某右団体と某暴○団体の手に落ちてしまい 県、自治体も何もしてくれず「前田秀徳さん」一人で交渉と保存をされたそうです。
>
> 小生、「前田秀徳さん」に御話しを御聞きして鳥肌が立ちました また貴重な資料を見せていただいたのが思い出になっています。
>
> また墓地に、前田秀徳さんが水撒き(夏場)されています。

 Johnny様のブログでご紹介いただいたおかげで、前田さんが困難の中墓地保存に尽力されてこられたことを初めて知りました。長年にわたる前田さんのご活動には頭が下がります。
 Johnny様は前田さんとは本当に貴重な出会いを果たされましたね。
 このたび現地を訪問し、前田さんのご指導のもと、整備され清められた墓地を拝見し、前田さんには心から感謝申し上げたいと思った次第です。


> あと筆山だけでは有りませんが、夏場は「蚊(やぶ蚊)」がとても多いので『殺虫剤(大)』を現地調達されるのを御勧めします。

 そうですね。。。春~秋にかけてはヤブ蚊の襲来を必ず受けますね。今回はとても寒かったので、幸い一匹も出会わずに済みましたが。。。殺虫剤は必携品ですね。
 私は携帯ベープマットを持参していましたが、あまり効果なかったみたいです。。。
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日本100名城完全制覇と有名人の墓めぐり(掃苔)
日本100名城スタンプラリー終了・・・2011年7月、根室半島チャシ跡群にて、無事100名城完全制覇しました。
2010年5月、47都道府県踏破済み。(離島を除く)
歴史の現場を、実際歩いて確かめることをモットーに、全国を行脚中。いつかあなたの住む町へ行くかもしれません。
東京生まれ東京育ち。
大卒後、音楽関係の仕事、専業主婦、現在は零細企業で総務関係の仕事をしています。

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