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元禄赤穂事件・追悼上杉家家臣

 今日は12月14日。元禄15年(1703年)のこの日、旧赤穂藩浅野家家臣47名が本所松坂町・吉良上野介邸へ討ち入ったいわゆる「元禄赤穂事件」の日です。
 今日も浅野家と大石内蔵助ら四十七士の菩提寺である東京・港区の「泉岳寺」などでは恒例の供養が行われたものと思います。
 ネットのニュースでは、つい最近岡山県津山市で、四十七士の一人である茅野和助の遺書が発見されたのだとか。
 このように、四十七士の側は300年以上たった今でも、折々にその生き様が省みられています。

 ところが、敵方であった吉良上野介の側はどうしても一般的にはそれほど知られていません。(一部の忠臣蔵マニアの方は別として)
 今日は吉良上野介の親戚であった米沢藩上杉家の家臣で、「赤穂事件」関係者の墓をご紹介いたします。
 
 実は吉良上野介義央と上杉家は親戚関係で、上野介の奥方・富子は二代藩主・上杉定勝の娘でした。上野介と富子の間には「三郎」という息子が生まれます。
 定勝の跡を継いだ三代藩主・上杉綱勝は跡継ぎの子なくして若くして急死してしまったため、上野介の息子である「三郎」がわずか2歳で綱勝の跡継ぎとなり、後に綱憲と名乗るようになります。
 上杉家藩主となった綱憲の次男・義周は祖父である上野介の養子となって、吉良家を相続します。このとき、上杉家家臣の次男・三男から三名が義周の家臣として吉良家へ遣わされました。すなわち、新貝弥七郎・山吉新八・村山甚五右衛門の三名です。
 このうち、新貝と山吉は討入りの日に実際戦っております。(村山は逃亡したと思われる)
 

 
 新貝弥七郎の墓 (米沢市 林泉寺)

 弥七郎は堀部安兵衛の槍を受けたと言われ、玄関で死んでいたそうです。遺体からは槍の穂先が出てきたといいます。
 米沢藩では弥七郎の死に報い、新家を新たに立て、馬廻組に入れるとそれを弟に継がせました。
 戒名は「刀山宗剣居士」。
 新貝弥七郎の墓


 山吉新八の墓 (米沢市 照陽寺)

 山吉は吉良側で最も活躍した人物といわれ、奮戦の上、気絶した状態で見つかりました。刀は「ささら」のようになり、幕府の検使によると「御知行もの」と評価されました。その後山吉は、諏訪高島藩に配流された義周に付き従い、義周死後米沢に戻りました。米沢藩はその功績に対し、藩士(三人扶持五石で五十騎組)に取り立てました。息子に家督を譲った後、宝暦3年(1753)死去。
 別の人の墓を探していたとき、たまたま見つけました。
 山吉新八の墓


 千坂兵部の墓 (米沢市 日朝寺)

 上杉家家老。一昔前の忠臣蔵の映画などにはよく登場しますが、実際は事件のおきる1年前に亡くなっているので、直接事件に関係していません。
   千坂兵部の墓


 それにしても、赤穂藩主・浅野内匠頭長矩がなぜ殿中で吉良上野介に刃傷へ及んだのか、今もってはっきりした理由はわかっていないようです。
 しかし、討入り後比較的早い時期に噂されたことでは、浅野家にいた美男の小姓に上野介が懸想をし、自分のもとへ仕官させようとしたところ、浅野家から断られていたらしいです。
 そのことが直接の原因になったかどうかはわかりませんが、案外つまらない事でトラブルになっていたのかもしれませんね。


 過去記事 元禄15年12月14日・・・忠臣蔵


 
   りらっくま
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テーマ : 歴史
ジャンル : 学問・文化・芸術

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こんばんは

色々な節が有って、どれが本当なのかは難しいところですが・・・小生も思うに『以外な』問題だったかもしれないと思います。

Re: こんばんは

酔いどれJohnny様
 
 こんばんは。コメントどうも有難うございます。

> 色々な節が有って、どれが本当なのかは難しいところですが・・・小生も思うに『以外な』問題だったかもしれないと思います。

 はい。私もそれほど詳しくないのですが、諸説ある中でコレと言った決定打がないような気がしています。
 どれも後からとって付けたという感じがしますね~。

 そういえば、Johnny様のブログで紹介された「堀部安兵衛」の実親の墓は面白く読ませていただきました。

こんばんは

四十七士ばかりがヒーローとなってしまって、吉良側にも“義士”がいたことを忘れちゃいけませんね。

そういえば先日、諏訪にある義周の墓に行ってきました。

ぽち。

Re: こんばんは

 四十路様

 こんばんは。コメントどうも有難うございました。

> 四十七士ばかりがヒーローとなってしまって、吉良側にも“義士”がいたことを忘れちゃいけませんね。
>
> そういえば先日、諏訪にある義周の墓に行ってきました。
>
> ぽち。

 ドラマ等ですと、どうしても勧善懲悪になりがちですが、実際はそれぞれが忠義のために働いた、ということですね。大人になって、やっとそういう見方が出来るようになりました。

 吉良義周のお墓ですか。。。さっそくレポを拝見させていただきたいものです。
 ぽちもどうも有難うございます。(^^)

岐阜県に関係あり?

はじめまして、青森県の新貝です。
津軽殿様の人間模様を調べているうちここにたどり着きました。以前本家より見せていただいた家系図によると、新貝やさぶろう? 岐阜県、家老、すべてあいまいですが… 人を斬った懺悔の気持ちをもって身内に僧侶をおくことと遺言があったとか… 手元に家系図がないのですぐには調べられず、でも気になって面倒な私ですね。この新貝家は岐阜県と関係あるのでしょうか?

Re: 岐阜県に関係あり?

新貝真紀子様

 はじめまして。コメントどうも有難うございます。

> はじめまして、青森県の新貝です。
> 津軽殿様の人間模様を調べているうちここにたどり着きました。以前本家より見せていただいた家系図によると、新貝やさぶろう? 岐阜県、家老、すべてあいまいですが… 人を斬った懺悔の気持ちをもって身内に僧侶をおくことと遺言があったとか… 手元に家系図がないのですぐには調べられず、でも気になって面倒な私ですね。この新貝家は岐阜県と関係あるのでしょうか?


 まずお断りしておきますが、あいにく私は歴史の専門家ではないので、適切なお答えはしかねますが、私の知る範囲では赤穂浪士と戦ったこの新貝弥七郎という人は東北・山形県の米沢藩士ですので、岐阜と関わりがあるという話は聞いた事がありません。

 お宅様のお家で、どういう家伝があるのか存じませんが、先祖を調査する場合はまず貴女様のお父様(新貝家ですよね?)、お祖父様、曽祖父様・・・にさかのぼって戸籍謄本〈故人は除籍謄本)を取得してください。取得の仕方は本籍地の自治体(区役所、市役所、町役場等)の戸籍係に問い合わせれば教えてくれます。
 そうすると、江戸時代の後期くらいまでは遡れるはずです。そこで先祖が農民や武士といった身分がわかりますし、江戸後期~明治時代のご先祖の出身地などもわかり、そこから何らかの手がかりが得られるはずです。

 苗字が一緒だからといって、必ずしも関連があるかどうかは断言出来ませんので、ちょっとご面倒ではありますが、お家の戸籍〈除籍)謄本を取得して、ご先祖を遡れるところまで調べてみてください。
 そこから先は菩提寺に問い合わせる、本家で家系図を見せてもらう・・・といった流れになります。
 

勉強になりました

ありがとうございます。
そんな昔まで遡れるものなんですね。驚きでした。両親はじめ知ってる人が亡くなっているので、時期を見て調べてみようかなと興味を持ちました。ルーツや身分ではなくどこまでわかるのか楽しんでみます。ありがとうございました。

素敵なブログがんばってくださいませ。
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日本100名城スタンプラリー終了・・・2011年7月、根室半島チャシ跡群にて、無事100名城完全制覇しました。
2010年5月、47都道府県踏破済み。(離島を除く)
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東京生まれ東京育ち。
大卒後、音楽関係の仕事、専業主婦、現在は零細企業で総務関係の仕事をしています。

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