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宇喜多家三代秘話展(岡山城天守閣)

 今年の秋も、各地の博物館、美術館で秋季の催しが開催されています。先月から今月にかけて、私もいくつか観にいったのですが、その中から印象的だったものをアトランダムに書いていきます。
 会期終了間近なものや、すでに終了してしまったものもありますがご了承ください。なお、感想はあくまでも個人的なものですので、くれぐれも鵜呑みにされませんようお願いいたします。


 今月の初め、香川県高松へ行ったと書きました。
 (過去記事 「さぬきうどん参上!(高松空港)」参照)
 その時は香川県内の史跡巡りをする予定でしたが、現地で急遽予定を変更し、岡山へ行ってしまいました。
 高松から岡山行きの電車が出ていまして、その車中で心変わりしてしまいました(汗)

 電車にゆられて一時間くらいで岡山へ着きました。
 岡山駅前から路面電車に乗り、岡山城へ。
 実は「100名城めぐり」をはじめてから岡山城へ来るのは今回で3度目になります。
 しかし、過去2度はあいにく雨に見舞われてしまい、良い写真が撮れませんでした。この日も天気予報では午後から晴れるという予想でしたので撮り直しに来たのですが、見事に予想がはずれまして、雨こそ降りませんでしたが厚い雲が立ち込めていたため、撮影は諦めました。天気ですから仕方がないのですが、運が悪いなあという感じです。
 岡山城


 この日、天守閣内では秋季特別展
「宇喜多家三代秘話展―備前の覇者の盛衰―」が開催中でした。(今月23日まで)
  DSCF8138.jpg

【展示趣旨】
 戦国時代、備前の国の在地勢力から、57万石余の大大名に上り詰めた宇喜多家。当地の有力武将浦上氏の重臣として活躍した能家(生年不詳~1534年)、そして知謀を駆使し備前・美作の両国を掌中に収めて戦国の大名にのしあがった直家(1529年~81年)、その子で豊臣政権の五大老となり関ヶ原の戦いで敗れた秀家(1572~1655年)は、今日の政令都市岡山の基礎を築き上げました。
 本展では、岡山の礎を築いた宇喜多家の三代を中心に、彼らを取り巻く人々との絆や秘話をゆかりの品々約60点から紹介します。


 幼少時から豊臣秀吉に可愛がられ、五大老の一人となった宇喜多秀家は、最近では「イケメン武将」として「歴女」などからも大人気です。
 宇喜多氏の出自についてはあまりよくわかっていないようですが、記録にその名が出始めるのは秀家の曽祖父である宇喜多能家にはじまります。展示では能家が赤松氏の重臣であった浦上氏の家臣として、浦上氏の勢力拡大に貢献しましたが、同じ浦上氏の家臣である島村観阿弥の急襲を受け、自害します。この能家襲撃には、能家の台頭を恐れた主家の浦上氏が黙認していたという話もあります。
 能家の子・興家という人は暗愚な人であったといわれパッとしませんでしたが、興家の子〈すなわち能家の孫)・直家の代に宇喜多家は再興されることになります。

 宇喜多直家は私が説明するまでもなく、「下克上」を地で行った人物で、成人後は浦上氏に仕え、次々と手柄を重ねて実力を発揮していきますが、一方で舅の中山信正を殺害し、その居城であった亀山城と領地を奪取するような策謀家でもありました。そして、天正3年(1575年)には旧主である浦上氏を打倒して、備前国と美作国東南部および播磨国南西部を領国とする戦国大名に出世するのです。
 能家の晩年の子である嫡男の秀家は、毛利攻めで出陣してきた羽柴秀吉〈後の豊臣秀吉)に見出され、実の子のように可愛がられ、やがて秀吉の養女で前田利家の娘である豪姫を妻とします。
 父・直家が手にした岡山城を豊臣政権下の有力大名にふさわしいものとするため、秀吉の指導のもと8年の歳月をかけて大改修します。こうして、五重六階の天守は慶長2年(1597年)に完成します。
 ところが、秀吉の死後、関ヶ原合戦で西軍の主力となって敗走し、しばらく薩摩の島津家の庇護下にありましたが、3年後の慶長8年(1603年)に伏見城へ出頭し、死一等は減じられて八丈島へ配流となります。
 以後、八丈島にて流人としての生活を送り、明暦元年(1655年)84歳で亡くなります。
 しかし、秀家は父親に比べれば武将としては少々弱い面があるように思うんですが、流罪になってからの長い人生を生き抜いたというのは彼の内面に強靭な精神力が隠されていたのかなあと思ったりします。

 宇喜多家の興亡をふまえて展示のほうですが、60点ほどの出品物があったんですが、やはり断絶した家なので当然のことながらまとまった資料というのがあまりないんですね。苦労して四方八方から寄せ集めてきたという感じです。資料の一つ一つにつながりが感じられませんでした。
 いただいた展示目録を参照しながらこの文章を書いているのですが、正直あまり記憶に残っていないんですよ。あえていえば、宇喜多家の家臣で、家中の内紛により秀家のもとを離れ、徳川家に臣従した花房家の資料ぐらいですかねえ。花房家は秀家のもとを去ったものの、旧主である秀家の配流後はなぜか援助を行っています。
 それと、今回の展示ではじめて知ったんですが、秀家と豪姫には今まで知られていた二男二女のほか、もう一人「幻の娘」がいたそうなんですね。その娘さんに関する資料が展示されていました。「ふり」という名の娘は前田家の身内として遇され、ある寺の住職夫人として平穏に暮らしたようです。

 でも、私自身、展示を振り返ってみて全体としての印象が薄いというか、イメージがわいてこなかったんですよね。。。たとえば、秀家の頃の家臣団の内紛等、もう少し掘り下げがあってもよかったかなあと。
 これは展示の内容のせいばかりでなく、自分がこれまであまり宇喜多氏や中国地方の歴史に関心が薄かったというのもあるかと思います。残念ながらピンとくるものがないまま、お城を後にしました。
 それから、地元の新聞社をはじめ協賛があるにもかかわらず、展示図録が作られてなかったんですよね。予算の問題なのかどうかわかりませんが、出来れば簡単なものでも良いので図録を作って欲しかったですね。
 同行した主人は「面白かった」と言ってますので、感想は人それぞれです。会期中、入館者が一万人突破したそうですから、見る人が見れば興味が引かれるかもわかりません。

 同展は23日(祝)までで会期終了が迫っていますので、近隣の方は足を運ばれてみては如何でしょうか。


 岡山城天守閣 (開館時間 午前9時~午前5時半 入館料 15歳以上800円 5歳以上400円)
 
より大きな地図で 岡山城天守閣 を表示
 

 
 りらっくま
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テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術

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岡山城

行きました、行きました。
この夏、城めぐりの第1歩が岡山城でした。
このアングルから私も写真を撮りました。

うーん、何かちょっと天守のイメージと違うなーという気持ちでした。
気負って朝早く8時に訪れたら、まだ入口が開いていませんでした。

秀家もイケメンですが、お父さんの直家も美形だったそうですね。それもスゴミのある。
容姿で主家を籠絡させたお話を読んだことがあります。

Re: 岡山城

柴様

 こんばんは。コメントどうも有難うございます。

> うーん、何かちょっと天守のイメージと違うなーという気持ちでした。
> 気負って朝早く8時に訪れたら、まだ入口が開いていませんでした。

 戦前までせっかく現存天守だったのに、空襲で焼失してしまったんですね。
 戦後コンクリート復元なので、やや存在感が弱いかもしれません。
 朝早く行かれたのに入場できなくて困りましたね。。。


> 秀家もイケメンですが、お父さんの直家も美形だったそうですね。それもスゴミのある。
> 容姿で主家を籠絡させたお話を読んだことがあります。

 奥さんの豪姫がダンナにぞっこんだったそうですね(笑)
 しかし、秀家の肖像画は残っていないそうです。
 お父さんのほうは戦前まで木像が残っていて、端整な顔立ちだったですね。。。
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日本100名城完全制覇と有名人の墓めぐり(掃苔)
日本100名城スタンプラリー終了・・・2011年7月、根室半島チャシ跡群にて、無事100名城完全制覇しました。
2010年5月、47都道府県踏破済み。(離島を除く)
歴史の現場を、実際歩いて確かめることをモットーに、全国を行脚中。いつかあなたの住む町へ行くかもしれません。
東京生まれ東京育ち。
大卒後、音楽関係の仕事、専業主婦、現在は零細企業で総務関係の仕事をしています。

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