スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

因州兵の墓参り

 先日は鳥取市歴史博物館にて開催中の特別展「因州兵の戊辰戦争」について書きました。このたび、同館の学芸員さんのご教示を受け、数人ですが戊辰戦争で犠牲となった鳥取藩士の墓参りをしてきました。
 そのうちの一部を紹介します。いずれも無名の人々の墓です。遺骸は戦死した付近の土地に葬られたので、こちらの墓はすべて親族が建てた供養塔と思われます。
 この記事は自分の備忘録という意味合いもあるため、ご興味のない方はスルーでお願いします。


 伊藤猪吉の墓 (鳥取市立川町 広徳寺)
 戊辰戦争では大砲隊の砲手をしていた。
 上野の彰義隊との戦いで深手を負い、数日後に横浜大病院にて死去。この時、17歳の若さであったという。
  伊藤猪吉の墓



 中井範五郎の墓(鳥取市新品治町  景福寺)
 大坂にて勝海舟の下に入門していた。この頃、鳥取藩では尊攘派と守旧派とが対立し、藩論が不統一であった。
 文久3年8月、京都本圀寺において鳥取藩の尊攘派22名が、藩主の側近であった守旧派の黒部権之助ら4人を暗殺する「因幡二十士事件」がおき、範五郎もこれに加わり、二人を殺害した。
 事件後謹慎処分となったが、脱走し、東山道軍に従軍する。
 大総督府により中井は豆相両州軍監を命じられて箱根・権現坂まで来たが、勤皇から左幕へ転じた小田原藩先鋒隊に殺害された。時に29歳であった。中井の遺骸は小田原の寺院に他の犠牲者と共に葬られた。
  中井範五郎の墓


 近藤類蔵の墓(鳥取市新品治町 玄忠寺)
 上記の中井範五郎と共に大坂の勝海舟の下へ入門していた。
 戊辰戦争では砲隊長を務め、奥州広野の戦で戦死した。享年37歳。遺骸は久ノ浜(現いわき市)の寺に葬られた。
 なお、久ノ浜のある旧家が近藤の霊璽(位牌のようなもの)と慰霊祭に使用された幟旗を大切に保管していたが、今年3月11日の大震災で家が被災したものの、近藤の霊璽と幟旗は奇跡的に難を逃れたということである。
  近藤類蔵の墓



 いずれの人たちも無名の戦士でありますが、彼らの短い人生を振り返ると、戊辰戦争のある一面が垣間見えると思います。なお、因州兵は箱館戦争までは従軍しなかったということです。




 よろしければこちらをクリックお願いします。いつも有難うございます。
   人気ブログランキングへ にほんブログ村 歴史ブログ 日本史へ 
関連記事

テーマ : 歴史
ジャンル : 学問・文化・芸術

コメントの投稿

非公開コメント

NoTitle

もっと詳しく知りたくなる内容ですね
そして「もっと知って欲しい」内容でも有ります。

Re: NoTitle

 酔いどれJohnny様

 こんにちは。コメントどうも有難うございます。

> もっと詳しく知りたくなる内容ですね
> そして「もっと知って欲しい」内容でも有ります。

 そうですね。150年も経過するとわからない事も多いように思います。今後の調査の進展が待たれます。
ブログランキング
「もののふの心」および歴史的遺産を後世に伝えましょう♪
うさぎ
  ↓ ↓ ↓ ↓
人気ブログランキングへ にほんブログ村 歴史ブログ 日本史へ
カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
カテゴリ
ご注意 ごくたまに、「城」「史跡」「お墓」等の話題が、ドラマ関連やその他のカテゴリとして登録されている場合があります。
月別アーカイブ
最新コメント
FC2カウンター
おきてがみ
お気軽にどうぞ(お返事が遅くなる場合があります)
プロフィール

A☆六文銭

Author:A☆六文銭
ブログテーマ
日本100名城完全制覇と有名人の墓めぐり(掃苔)
日本100名城スタンプラリー終了・・・2011年7月、根室半島チャシ跡群にて、無事100名城完全制覇しました。
2010年5月、47都道府県踏破済み。(離島を除く)
歴史の現場を、実際歩いて確かめることをモットーに、全国を行脚中。いつかあなたの住む町へ行くかもしれません。
東京生まれ東京育ち。
大卒後、音楽関係の仕事、専業主婦、現在は零細企業で総務関係の仕事をしています。

★当ブログ内の文章、写真等はすべて無断転載禁止です。宜しくお願いします。
★当方と連絡を取りたい方は、下部メールフォームからお願いします。(ご感想はなるべくコメント欄のほうにお願いします)
※Twitter、Facebookはやってません。

最新記事
おすすめ書籍
リンク
RSSリンクの表示
検索フォーム
QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。