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直江兼続の墓 附墓石の有効活用

 山形県米沢市内にある春日山林泉寺(曹洞宗)。こちらのお寺は上杉家の菩提所であり、上杉家の一族の墓や家臣の墓が多数並んでいます。
 林泉寺(米沢)

 特筆すべきは、NHK大河ドラマ「天地人」の主人公にもなった直江兼続(1560~1619年)の墓です。兼続の人となりについては、ドラマでも放映されましたし、ネット上でも多くの人々が取り上げているので省略いたします。上杉謙信、景勝二代に仕え、その才覚を豊臣秀吉にも認められ、関ヶ原合戦後上杉家が米沢へ移封された後は執政として米沢藩の基礎を築いた人物です。
 私が訪れましたのは2007年の夏ですので、大河ドラマが放映される前になります。この時はまだ訪ねてくる人もいなくて、寺の境内はひっそりとしていました。
 直江兼続の墓1


 ご覧のように、妻のお船と供に仲良く眠っています。しかし、実はこのお墓は改葬されたもので、事情があって彼が亡くなってから二度ほどお墓が移されています。最終的に林泉寺へ葬られることになったものです。
 直江家はその後子孫が続かなくて断絶してしまい、関ヶ原直前、一度は徳川家に逆らったということで江戸時代に入ってからはあまり省みられることがなかったようです。
 しかし、九代藩主・上杉鷹山の代になって、鷹山が兼続の藩政を手本としたことから、鷹山によってねんごろに供養も行われています。
 直江兼続の墓2

 さて今回は墓石の話です。兼続夫妻の墓ですが、ちょっと他所では見慣れない形をしています。屋根があって、その下の土台の中はくりぬかれて、側面には穴が開いています。さらに、この中に五輪塔が置かれているんですね。
 このユニークな形の墓石・・・米沢でよく見られる独特のもので、「万年塔」といいます。「万年塔」は直江兼続によって考案されました。

 これはいざ戦になった時にバリケードにしたり、川の氾濫で洪水がおきた際は中に土をつめ、土嚢代わりとしたのだそうです。
 実は、当初私はこの「万年塔」というのは、冬は深い雪に覆われる米沢で、墓石が降雪で傷まないようにする囲いのようなものと思っていたのですが、本来の「活用法」を知り、改めて直江兼続の深謀遠慮を思い知った次第です。
 どの城下町でも、寺は有事の際に一種の砦のような役割を果たします。まさか、墓石にまで有事の際の工夫をしていたとは、直江兼続なかなかやるなあと感心しました。

 この後は米沢市内の歴史上の人物のお墓を若干ですがご案内します。
                                   つづく
 

     かねたん・おせんちゃん


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A☆六文銭

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日本100名城スタンプラリー終了・・・2011年7月、根室半島チャシ跡群にて、無事100名城完全制覇しました。
2010年5月、47都道府県踏破済み。(離島を除く)
歴史の現場を、実際歩いて確かめることをモットーに、全国を行脚中。いつかあなたの住む町へ行くかもしれません。
東京生まれ東京育ち。
大卒後、音楽関係の仕事、専業主婦、現在は零細企業で総務関係の仕事をしています。

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