スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

原爆に耐えた墓

 広島原爆ドーム

 100名城制覇への道の途中ですが、今年もこの時期を迎えましたのでちょっとその話題を。当ブログでも前の大戦についてあまり触れたことはありません。短いワクの中で軽々しく論じられるものではないと思うからです。

 私の親戚の者の話です。仮にAさんとしておきます。
 Aさんは関西の方で生まれたのですが、ご両親共に四国の出身だったため、漠然と自分のルーツも四国にあるだろうと思っていていました。
 ところが、ある時ひょんなことから自分の父方のルーツは広島にあることがわかりました。親戚筋の話から、広島にご先祖の墓があるらしいということを知りました。
 しかし、墓があるらしき場所は広島の市街地内にあったため、おそらく原爆で吹き飛んでしまったのではないか、とAさん家族は思っていたそうです。
 それ以上深く追究しなかったAさんでしたが、その後お墓が現在でも残っていることがわかりました。Aさんは歴史とか供養とか本来あまり関心の薄い人ですが、ちょうどその頃お子さんが生まれたこともあり、ふと何かの縁を感じ、思い切って出張で広島へ行った際にお墓があると聞かされた場所を訪ねたそうです。

 はたして・・・現地に古いご先祖の墓はありました。よく調べた結果、ご先祖様は広島藩士の家柄だったそうです。ある時期まで広島にいたのですが、その後紆余曲折があり、四国へ居を移したということでした。
 幸いなことに、長年お墓を管理していた「墓守」の方がおられたそうで、Aさんはその方に丁重にお礼を言って帰ってきたそうです。
 思いもかけず、古びたご先祖様のお墓参りをなしとげたAさんですが、、「爆風に吹き飛ばされずにあの原爆に耐えて、よくぞ残っていたものです」と感慨深そうでした。

 こうしてAさんは幸いなことに昭和20年8月の原爆に耐えたご先祖様のお墓に対面できたのですが、あの原爆に見舞われた広島では、多くの人々が生きながら焼かれて、とくに爆心地の辺りにいた人はその瞬間、「消滅」してしまい、唯一この世に残されたものは「影」だけだったといいます。お骨も灰も何ひとつ残せなかったのです。
 あの日から66年。「戦争の記憶」は年を追うごとに薄れていきます。
 せめて、毎年この8月だけでも、広島、長崎、東京をはじめ各地の空襲、沖縄戦等、戦争で犠牲になった多くの人々~生きたくても生きられなかった人々~に思いをいたしたいものです。
 

  
 
 
 
 ※1~2日、ブログお休みいたします。


   にほんブログ村 歴史ブログ 城・宮殿へ 人気ブログランキングへ   
関連記事

テーマ : 歴史
ジャンル : 学問・文化・芸術

コメントの投稿

非公開コメント

ブログランキング
「もののふの心」および歴史的遺産を後世に伝えましょう♪
うさぎ
  ↓ ↓ ↓ ↓
人気ブログランキングへ にほんブログ村 歴史ブログ 日本史へ
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
カテゴリ
ご注意 ごくたまに、「城」「史跡」「お墓」等の話題が、ドラマ関連やその他のカテゴリとして登録されている場合があります。
月別アーカイブ
最新コメント
FC2カウンター
おきてがみ
お気軽にどうぞ(お返事が遅くなる場合があります)
プロフィール

A☆六文銭

Author:A☆六文銭
ブログテーマ
日本100名城完全制覇と有名人の墓めぐり(掃苔)
日本100名城スタンプラリー終了・・・2011年7月、根室半島チャシ跡群にて、無事100名城完全制覇しました。
2010年5月、47都道府県踏破済み。(離島を除く)
歴史の現場を、実際歩いて確かめることをモットーに、全国を行脚中。いつかあなたの住む町へ行くかもしれません。
東京生まれ東京育ち。
大卒後、音楽関係の仕事、専業主婦、現在は零細企業で総務関係の仕事をしています。

★当ブログ内の文章、写真等はすべて無断転載禁止です。宜しくお願いします。
★当方と連絡を取りたい方は、下部メールフォームからお願いします。(ご感想はなるべくコメント欄のほうにお願いします)
※Twitter、Facebookはやってません。

最新記事
おすすめ書籍
リンク
RSSリンクの表示
検索フォーム
QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。