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ワーグマンの見た海-洋の東西を結んだ画家-

神奈川県立歴史博物館

 現在、神奈川県横浜市にある神奈川県立歴史博物館において、特別展「ワーグマンが見た海-洋の東西を結んだ画家-」を開催中です。(7月31日 日曜まで)

 【同館ホームページより展示趣旨】
  
 2011年は、日本の文明開化に大きな影響を与えた英国人報道画家、チャールズ・ワーグマンCharles Wirgman(1832-91)が来日してちょうど150年目にあたります。この節目を記念して、彼が見た世界と幕末明治の日本の姿、そして彼が日本に伝え広がった様々な技術や思想を、関連する作品や資料なども交えながらご紹介したいと思います。
 1832年、イギリスに生まれたワーグマンは、25歳の時、同国で発行されていた新聞『イラストレイテッド・ロンドン・ニューズ』の外国特派員となります。地中海、紅海を経て、当時の中国に赴き、アロー戦争を取材し、多くの絵を同紙に掲載しました。その後、1861年、文久元年、開国間もない当時の日本を欧州へ紹介すべく来日しました。横浜に住まいを定め、同紙に挿絵や記事を提供するほか、風刺誌『ジャパン・パンチ』を発刊し、報道画家として活躍しました。また、慶応元年(1865)には近代日本洋画界の先駆けとなった五姓田義松が、そして翌年には高橋由一が入門し、彼らに西洋絵画技術を伝えたことでも知られます。その意味では、まさに近代日本美術史の幕開けの年でもあります。
 本特別展では、今回の準備段階で新たに発見されたワーグマンの作と考えられる作例を初公開いたします。それらは多くが幕末明治の日本を描いたものであると考えられ、貴重な記録でもあります。報道画家・ジャーナリストとしての厳しい一面、ユーモアあふれる漫画家としての一面、あるいは指導者など多様な側面をもつワーグマンは、幕末明治という変革の時代ならではの存在でしょう。ワーグマンの多面的な活動を通して、胎動する近代日本を感じて頂きたいと思います。



 横浜へはたまに遊びに行ったりするんですが、その折にみなとみらい線「馬車道」駅からほど近い神奈川県立歴史博物館へ寄ることがあります。
 しかし、ここ数年来、同館の展示を見ていますと、ちょっと自分のテイストから外れているというか、期待はずれの内容が多かったのです。
 しかし、今回の展示はなかなか興味深く、見ていて楽しめました。

 ワーグマンというイギリス人画家が描いた絵の数々は幕末から明治にかけての時代の変動期にあたり、あたかも写真を見ているかのように日本の様子が生き生きと描かれています。私はワーグマンという画家についてこれまで詳細は知りませんでしたが、彼の絵は歴史の本で何度も見かけたことがあります。
 彼はもともと専門的に絵画を勉強した人ではないそうで、絵に関しては天賦の才能をもって描いていたようです。
 ワーグマンは結局故郷には帰らず、日本人女性と結婚し、横浜で暮らしていました。文字通り、日本に骨を埋めたといえるでしょう。晩年彼が創刊した「ジャパン・パンチ」という風刺誌は、「ポンチ絵」の語源とも言われているのだとか。この頃のワーグマンの絵には彼一流の遊び心がうかがえます。
 ところで、上の趣旨にもある通り、かの「日本近代洋画の祖」高橋由一(代表作「鮭」「花魁」)が彼のお弟子さんとして入門していたらしいのですが、ワーグマンはあまり絵の指導には気乗りしなかったようで、由一は青い眼のお師匠さんの画法を見よう見真似で学んでいたようです。

 ワーグマンの死後、彼には一人息子さんがいた(名前を「小澤一郎」さんというw)のですが、息子さんの家が関東大震災で被災してしまったため、家に残されていたワーグマンに関わる記録が灰燼に帰してしまったことから、ワーグマンの生涯についてはわからない事が多いのだそうです。
 なお当初、イギリスにいるワーグマンの親族の方から絵を数点借りることになっていたようですが、3月11日の震災の影響で見送られたということで、少々残念ではあります。
 それでも同館所蔵のものを中心に、国内に残された総数約250点の絵は大変見ごたえがありました。歴史と芸術の二つの側面から、ワーグマンの絵は読み解くことができるからです。
 出展の絵は日本の情景を描いたものが大部分を占めますが、前半の方ではワーグマンの若き日、中国滞在時に描いた絵もあり、当時の中国の風俗などが細かいところまでよく描かれていて、こちらも面白いです。

 参考サイト 神奈川県立歴史博物館HP

 
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