スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

泉州堺を歩く 7 南宗寺(後) /大安寺

 つづき

 三好一族の墓  南宗寺は三好長慶によって建てられましたので、当然三好一族の墓もあります。しかし、この日墓前に見学のグループがいて、ガイドさんの説明を受けていましたので墓碑に近寄って逐一確認することが出来ませんでした。
 お墓の写真もご覧の通り、脇から撮影しなければなりませんでした。
  三好一族の墓


 ところで、この南宗寺にはにわかに信じがたい伝説が伝えられていまして、なんと慶長20年(1615年)の大坂夏の陣「八尾の戦い」において、徳川家康が後藤又兵衛の槍にかかって討死し、密かに南宗寺に葬られたというのです。
 「ホンマかいな」とつい思ってしまう話ですが、その後、家康の子で二代将軍秀忠、孫の三代将軍家光の御成があったとか・・・将軍がわざわざやってくるほどですので、あながち嘘でもない!? 果たして真相はいかに???
 幕府の公的記録によれば、家康は夏の陣の翌年、元和2年(1616年)に駿府城で死んだことになっているのですけどね。

 で、ガイドさんに案内された家康のお墓がこれ。。。「徳川家康墓」と記されている!
  徳川家康の碑

 と思ったんですが、実はこの墓は正確には家康の墓ではありませんでした。江戸時代、この場所に東照宮があり、戦災で焼けてしまったので、昭和40年代に水戸徳川家の家老の子孫が建てた記念碑だったのです。
 一方、家康が密かに埋葬されたという伝説の墓は、上の写真の三好一族の墓の真向かいにあった小さい墓標だったらしいのです。人が多くいたのと、何の案内板もない上、ガイドさんも何も言わないので気づかず通りすぎてしまっていたのでした。残念ながらポカをやってしまいました。また別の折に参詣したいと思います。これから行かれる方は注意してください。

 なお、故・隆慶一郎の「影武者 徳川家康」はこの辺のエピソードを元に小説化したものだと思います。
  
影武者徳川家康〈上〉 (新潮文庫)影武者徳川家康〈上〉 (新潮文庫)
(1993/08)
隆 慶一郎

商品詳細を見る

 

 そして、東照宮があった頃の唐門(国指定重要文化財)。葵の御紋が入っていました。
  南宗寺・唐門

 さらに、お寺さんの奥の方へ行くと利休好みの茶室「実相庵」がありました。(内部は見学不可)
  実相庵


 ********************************

 南宗寺の東側には、大安寺(臨済宗)というお寺があり、こちらの本堂は堺の豪商であった納屋(呂宗)助左衛門の邸宅を移築したといわれています。
 本堂内は撮影禁止だったため写真はありませんが、本堂の柱には三好長慶の家臣であった松永久秀がつけたといわれる刀傷が残っています。
 何でも、助左衛門宅に久秀が招待された折、久秀はその贅を尽くした建物を褒めましたが、いきなり太刀を抜いて、柱に斬りかかりました。久秀の言によれば、「あまりに満ち足りていて一寸の隙もないと、かえって災いを招くから」というのが斬りつけた理由だそうですが・・・。
 なお、本堂内には17世紀に狩野派によって描かれたという障壁画があり、本堂と共に重要文化財に指定されています。
  大安寺


 以上で堺市文化財特別公開の主要なスポットの紹介は終わりです。この後、暑さでヘバりながら最後の目的地である堺市博物館へと向います。
                      つづく
 
    人気ブログランキングへ にほんブログ村 歴史ブログ 城・宮殿へ   
関連記事

テーマ : 歴史
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 有名人の墓(た行) 有名人の墓(ま行)

コメントの投稿

非公開コメント

徳川家康の墓碑

南宗寺にある徳川家康の墓碑は2つあり、1つは写真に紹介されている松下幸之助らが建てた比較的新しい墓碑です。もうひとつは、少し目立たない小さな墓碑。それこそ本当の墓だと思います。明治期に山岡鉄舟が墓の横に「無銘塔家康諾ス」という石碑を建立しています。日光東照宮内にある遺品で家康専用の駕籠の天井が刀のようなもので破れていたことなどから命を落としたのではという声が、日増しに高くなってきているようです。

Re: 徳川家康の墓碑

> 南宗寺にある徳川家康の墓碑は2つあり、1つは写真に紹介されている松下幸之助らが建てた比較的新しい墓碑です。もうひとつは、少し目立たない小さな墓碑。それこそ本当の墓だと思います。明治期に山岡鉄舟が墓の横に「無銘塔家康諾ス」という石碑を建立しています。日光東照宮内にある遺品で家康専用の駕籠の天井が刀のようなもので破れていたことなどから命を落としたのではという声が、日増しに高くなってきているようです。

osayan様
はじめまして。コメント及びご教示有難うございます。
南宗寺は、大坂の陣における家康死亡という異聞が伝わっているのですが、あながち嘘とも言い切れない感じですね。
家康が埋まっている?であろうお墓ですが、スルーしてきてしまったのが痛恨です。家康が乗っていたという駕籠ですが、日光ではなく久能山東照宮のものではなかったでしたでしょうか?(間違っていたらすみません)
ブログランキング
「もののふの心」および歴史的遺産を後世に伝えましょう♪
うさぎ
  ↓ ↓ ↓ ↓
人気ブログランキングへ にほんブログ村 歴史ブログ 日本史へ
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
カテゴリ
ご注意 ごくたまに、「城」「史跡」「お墓」等の話題が、ドラマ関連やその他のカテゴリとして登録されている場合があります。
月別アーカイブ
最新コメント
FC2カウンター
おきてがみ
お気軽にどうぞ(お返事が遅くなる場合があります)
プロフィール

A☆六文銭

Author:A☆六文銭
ブログテーマ
日本100名城完全制覇と有名人の墓めぐり(掃苔)
日本100名城スタンプラリー終了・・・2011年7月、根室半島チャシ跡群にて、無事100名城完全制覇しました。
2010年5月、47都道府県踏破済み。(離島を除く)
歴史の現場を、実際歩いて確かめることをモットーに、全国を行脚中。いつかあなたの住む町へ行くかもしれません。
東京生まれ東京育ち。
大卒後、音楽関係の仕事、専業主婦、現在は零細企業で総務関係の仕事をしています。

★当ブログ内の文章、写真等はすべて無断転載禁止です。宜しくお願いします。
★当方と連絡を取りたい方は、下部メールフォームからお願いします。(ご感想はなるべくコメント欄のほうにお願いします)
※Twitter、Facebookはやってません。

最新記事
おすすめ書籍
リンク
RSSリンクの表示
検索フォーム
QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。