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上杉氏のルーツ

 北海道・函館の旅行記の途中ですが、博物館の展示会の案内を。
 函館へ行った数日後、山形県米沢市にある米沢市上杉博物館へ行ってきました。実は函館行きの直後、酷い風邪をひいてしまいまして、米沢行きの日は朦朧としていて体調が最悪でした。
 上杉博物館

 同館では現在、開館10周年記念特別展『上杉氏のルーツ~関東管領上杉家~』を6月5日(日)まで開催中です。
 ⇒米沢市上杉博物館ホームページ
 上杉氏のルーツ

 同展示の趣旨(同館HPより転載)

 開館10周年記念特別展!
 300余年におよぶ上杉氏の壮大な歴史をたどる!
 
 
戦国武将として著名な上杉謙信、謙信の後継者となった上杉景勝は初代米沢藩主として、その後270年におよぶ城下町米沢の礎を築きました。その上杉氏のルーツはいかなるものか。上杉氏はいつ、どのように歴史の表舞台に登場したのでしょう。開館10周年の節目に際し、貴族であった勧修寺流藤原氏(かじゅうじりゅうふじわらし)が上杉氏という武士として歩み始めた歴史を紹介します。

上杉氏の祖である重房(しげふさ)、重房の孫である清子を母として生まれた足利尊氏・直義兄弟、尊氏が京都に開いた室町幕府は嫡男義詮が継承し、弟基氏は鎌倉府の主、鎌倉公方として関東を治めました。鎌倉公方を補佐する関東管領は上杉氏が独占するようになりました。

しかし、一族間の争いが絶えず、さらに、幕府と鎌倉公方の対立、鎌倉公方と関東管領の対立に、関東と周辺の有力武将が入り乱れ、東国の争乱が続きました。上杉氏の勢力は次第に衰え、家臣の長尾氏の台頭や新興勢力北条氏の進出を許し、追い詰められていったのです。上杉憲政は、越後の長尾景虎を頼り、景虎を養子として関東管領の職と上杉の姓を譲りました。最後の関東管領上杉政虎(後の輝虎、謙信)の誕生です。

上杉重房の関東下向から上杉謙信の登場まで、およそ300余年におよぶ上杉氏の壮大な歴史を辿ります。




 上記のように、今回の展示は上杉謙信より前の時代、室町時代の上杉氏についての展示です。今回の展示では室町幕府を築いた足利尊氏の母親の実家で中級の公家にすぎなかった上杉氏が、足利氏と結びつくことで関東管領の座に就き、いかにして関東で勢力を伸ばしていったか、その辺の経緯を同館所蔵の国宝上杉家文書より出展しています。
 学生時代、もともと私はこの辺の室町時代に関心があったんですよね。しかし、諸事情によってしばらく歴史から遠ざかっていたので、いろいろと懐かしく拝見した次第です。
 ただ、展示の大部分が上杉家文書所収のものに限られていたので、ちょっと説明が足らないような面もありましたが・・・。たとえば、関東に来てからの上杉氏は4家に分かれるのですが、この家同士が対立して争いになり、やがて上杉氏の衰亡へ・・・となっていくのですが、その辺の説明がありませんでした。
 ですので、室町時代にある程度予備知識がないと、背景が把握しづらいかもしれません。ひとつひとつの文書は貴重なものですが、全体としては概論に終始してしまったような感がありました。

 しかしそうは言っても、他所の博物館ではなかなかこの頃の時代を取り上げてくれないので、よくぞやってくれたなあと感心しています。やはり、上杉家のように現代に至るまで存続した家には大変貴重な史料が多数残っていますね。
 上杉氏の長いながーい家系図も原本が展示されていて、これは見所だと思いました。

 それから、GW期間中は同館所蔵の国宝・洛中洛外図屏風の原本が公開されていたので、それも初めて見学することが出来ました。上杉本洛中洛外図屏風は、かの織田信長が上杉謙信にプレゼントしたという由緒ある名品です。しかし、この屏風の最初の発注者は信長ではなく、13代将軍・足利義輝だったんですね。ところが、義輝が殺害されてしまったので、後に信長にオーナーチェンジしたといういわくつきのモノです。
 描いた絵師は狩野永徳。なお屏風の中には上杉謙信と見られる人物もしっかり描かれているので、探してみてください。
 実はこの間、群馬県立歴史博物館で原本をみそびれてしまった(⇒過去記事「洛中洛外図屏風に描かれた世界」参照)のでラッキーだったです。この先、また何時見られるかわかりませんので。ただ、前述したとおりこの日は風邪が悪化し朦朧としていたので、どこまでちゃんと見れていたか不安ですが。(現在は複製が展示中)

 特別展「上杉氏のルーツ」は会期が今週末までですので、お近くの方はぜひ足を運んでみられては如何でしょうか。
 なお米沢の史跡巡りは函館の後記載することにします。先月もあっちこっち出かけていたため、書くのが追いつきません。。。(´A`)
 

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