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ノスタルジア・駅弁掛け紙コレクション 

 JR京浜東北線の王子駅で電車を降りると、線路の向こうは「飛鳥山」といわれる公園になっています。江戸時代、八代将軍徳川吉宗がこの地に桜の木を植えたことから、桜の名所として有名になりました。
JR王子駅


 この公園の一角に、北区飛鳥山博物館があり、春の企画展「ノスタルジア・駅弁掛け紙コレクション ~描かれた名所・名物・名産展~」が開催中です。(5月8日まで)
  北区飛鳥山博物館1
    北区飛鳥山博物館2

 この博物館は桜の時期にあわせて、毎年花見や行楽に関する企画展を開催しています。今年は駅弁関係でした。
 同博物館では、以外にも大正、昭和時代の駅弁の「かけ紙」を数多く所蔵しているのだそうです。それに加えて、個人のコレクターさん提供の資料もありました。

 全国各地の駅弁の昔のかけ紙が一同に展示してあったのですが、「なつかしい…」の一言です。時代の趨勢と共に現在では廃業してしまった調整元の物もある一方で、現在でもおなじみの調整元の物もありました。
 戦前のかけ紙は、ご当地の名所、名物、名産品を図柄にしたものが多かったのだそうです。お弁当の中身だけでなく、包装にも工夫を凝らしていたんですね。

 それから私が興味深かったのは、駅弁についてくる「お茶」の容器の変遷です。現在ではすっかりペットボトルの時代になってしまいましたが、初期の頃は土瓶だったそうで、これを知っているのはかなりご年配の方かもしれません。
 JR赤羽駅の線路際を以前発掘調査したとき、お茶の土瓶のかけらがたくさん出てきたんだとか。そうです。当時の乗客が、飲み終わったお茶の土瓶をほうり投げていたということです。(おいおい・・・)

 その後、ほんの一時期ですが、ガラス容器のお茶容器が使われていたことがあったそうです。しかし、意外にもこのガラス容器は「し尿瓶」!?を連想させると不評だったそうで、ごくわずかな期間で姿を消してしまったそうです。
 次に出てくるのはポリ容器で出来たもので、これは幼い頃の私にも記憶があります。今回、このお茶容器コレクションを提供してくださったコレクターさん(この方は某駅弁調整元に勤務していた)の話だと、まだその当時は不織布で出来たお茶のティーパックというものがなかったため、お茶っぱが容器の下に溜まらないようにするためにはどうしたらいいか苦心していたところ、奥さんの履いていたナイロンストッキングがたまたま目に留まり、これを「ティーパック」として使用することを思いつき、試作を重ねたということです。

 それともう一つ面白かったのは、「横浜シュウマイ」でおなじみの崎陽軒さんのシュウマイ駅弁についてくる醤油入れのコレクションです。
 小さいひょうたん型の容器なのですが、同社では「ひょうちゃん」と名付け、昭和30年代に漫画家の横山隆一に頼んで人の顔を描いてもらったそうです。
 それがなんと48種類もあり、展示されてありました。

 参考 崎陽軒ホームページ「ひょうちゃん」


 しかし、普通ならつい捨ててしまいがちな物をよく皆さん保存されていたという感じで感心しました。
 駅弁ですが、最近はデパートの「駅弁大会」や近所のスーパー等でも気軽に入手できるようになりましたが、やはり列車の車内で車窓を眺めながらいただくのが一番ですね。
 当ブログでもなかなか書くのが追いつきませんが、今までいただいた駅弁を順次ご紹介できれば、と思っています。
 駅弁ファンという方はもちろん、GWなかなか遠出できないという方、会期は今週末までですので足を運ばれてみては如何でしょう。(企画展のみなら入館無料です!)しばし、旅情にひたることが出来るかもしれません。


 参考サイト 北区飛鳥山博物館ホームページ

 なお、飛鳥山公園には同博物館のほか、渋沢史料館(実業家渋沢栄一を顕彰)と紙の博物館という三つの博物館があり、隣接しています。


 ところで飛鳥山の桜ですが、今年も花見客で一杯で芋を洗うような感じでした。(注 現在は散ってしまってます)ですから桜並木を通りぬけただけで、さっさと帰ってしまいました(笑)
 飛鳥山1
 飛鳥山2

 

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日本100名城スタンプラリー終了・・・2011年7月、根室半島チャシ跡群にて、無事100名城完全制覇しました。
2010年5月、47都道府県踏破済み。(離島を除く)
歴史の現場を、実際歩いて確かめることをモットーに、全国を行脚中。いつかあなたの住む町へ行くかもしれません。
東京生まれ東京育ち。
大卒後、音楽関係の仕事、専業主婦、現在は零細企業で総務関係の仕事をしています。

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