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過去にも被災していた仙台城(前)

 おかげ様で、先日主人の母が退院しました。本当はもう2週間位リハビリをしなければならなかったようですが、合併症が無かったことや本人の希望もあり、少し早めの退院となりました。お見舞いの言葉をお送りくださった方々には感謝申し上げます。

 ところで、私は2007年から「日本100名城」巡りをやっておりまして、翌2008年という年は東北地方を多く廻った年でした。
 2008年の9月、私は生まれて初めて宮城県の仙台へ赴いたことは先述しました。JR仙台駅を降りて、真っ先に向った先は仙台城でした。
 
 仙台城は奥州の覇者・伊達政宗が築いた堅固な城でした。伊達政宗については大河ドラマ『独眼竜政宗』や最近のゲーム等でもあまりにも有名ですし、改めて詳述する必要もないかと思います。
 仙台城は明治維新後に城の建物の多くが取り壊され、昭和20年の空襲でも被災し、それまで残っていた大手門は焼失してしまいました。ですから、往時をしのばせる建物というのはまったく残っていないんですね。
 ですから、仙台城のシンボルといえば、本丸跡に立つ政宗の銅像になると思います。
 この日はあいにくの天気で、青空をバックに撮影というわけにいかず、少々残念でした。

伊達政宗銅像1

伊達政宗銅像2

 本丸跡にある事務所で例の100名城スタンプもゲットです。
  仙台城スタンプ


 仙台城は政宗が青葉山という天然の要害に築いた平山城です。関ヶ原合戦直後の慶長5年(1600年)12月24日より城の縄張りが開始されました。工事は翌々年の慶長7年(1602年)5月に一応の完成をみたといわれます。

 最近では「歴女」たちやゲームなどの影響で、若い世代も仙台城をよく訪れているらしいのですが、城の建物が昭和42年に復元された隅櫓以外何も残っていないので、城をイメージするのは想像をたくましくしないと難しいかもしれないですね。

 とはいえ、政宗が岩出山城に代わる居城をと見込んだ場所だけあって、お城玄人の方が見ればダイナミックなお城ということがいえると思います。
 今回は地震後ということもあり、広範囲に及ぶお城の一部のみ紹介します。

 本丸の北東部の石垣です。
仙台城石垣1

 この箇所は平成9年から平成16年にかけて、大規模な修復工事が行われました。正確に記録を取りながら、一個一個石垣を積みなおしていったそうですが、調査の結果、この石垣は3期にわたって積まれていたことが明らかになりました。

 第一期は、慶長6年~元和2年の頃のもので、基本は大型の自然石を使った野面積みで積まれました。傾斜角度は約48度という緩やかなもので、高さ5~6m毎に「犬走り」と呼ばれる小段がありました。
 本丸跡には第一期の石垣モデルが展示されています。
仙台城石垣2

 ところが、元和2年(1616年)に仙台は大地震に見舞われ、先の石垣は崩壊してしまいました。さっそく政宗は石垣の修復に取りかかります。自然石を使った野面積みが基本でしたが、一部に加工された石も使用され、傾斜角度も60度で以前よりも急になり、犬走りを設けずに一気に積み上げられました。裏側には第一期の石垣を用い、排水にも工夫がこらされていました。(第二期)

 それから30年後の正保3年(1646年)にまたもや大地震がおこり、櫓はもとより石垣も損壊してしまいました。二代藩主忠宗はさっそく修復にとりかかりました。
 しかし、22年後の寛文8年に三度目の大地震が襲ってきました。この時、第二期の石垣はほぼ全壊したといいます。
 
 仙台藩では幕府に石垣修理願いを申し出、延宝元年(1673年)~天和3年(1683年)にかけて再建に着手しました。第一期と二期の石垣を背後に取り込んで、加工した切石で仕上げられました。前の石垣に比べると強度も上がり、見た目も美しいものとなっています。今日見られるものは、この時積まれた石垣です。
仙台城石垣3

 私が行った時、上の写真でわかるように、付近を整備工事をしていました。三度の地震を乗り越え、その都度修復された石垣ですが、今回の震災では大丈夫だったのでしょうか?

 長くなるので続きます。


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テーマ : 地震
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仙台城

お母さまのご退院おめでとうございます。
少し早目のご退院とのことですので、あまり無理をなさらずにどうぞお大事になさって下さいませ。

ご自宅でのリハビリということになるのでしょうか?
しばらくは大変そうですね・・・

仙台城は行ったことはありませんが、先日の某国営放送の「直伝 和の極意体感・実感!にっぽんの名城」を観ましたので・・・(笑)
あっこちゃんさんに教えていただいたおかげで、毎週録画して楽しみに観ています。

Re: 仙台城

> お母さまのご退院おめでとうございます。
> 少し早目のご退院とのことですので、あまり無理をなさらずにどうぞお大事になさって下さいませ。
>
> ご自宅でのリハビリということになるのでしょうか?
> しばらくは大変そうですね・・・
>
> 仙台城は行ったことはありませんが、先日の某国営放送の「直伝 和の極意体感・実感!にっぽんの名城」を観ましたので・・・(笑)
> あっこちゃんさんに教えていただいたおかげで、毎週録画して楽しみに観ています。


★がっきやのおじさん様
 コメント有難うございます。お見舞いの言葉、どうも有難うございました。
 おかげ様で義母は退院できたのですが、手術・入院した病院は実家から少々遠い場所にあり不便なので、以前よりかかりつけだった近くの病院に再び戻ってリハビリすることにしたそうです。それと、入院中あの地震で家中が目茶目茶(瀬戸物などが8割以上割れてしまいました)になったので、家のことも心配だったようです。

 某歴史番組ですが、そんなこんなでビデオに録画したまま、見ておりません。時間が空いた時に見てしまいたいものです。
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