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関鉄之介の墓(「桜田門外ノ変」)

 先日、テレビ朝日で放映した「遺恨あり」という時代劇を紹介しましたが、昨年上映された「桜田門外ノ変」も故・吉村昭の原作です。
 「桜田門外ノ変」については、以前当ブログ上で水戸の千波湖の畔に建設されたオープンセットを紹介しましたが、以前撮影した写真ギャラリーを再見していたところ、主人公の関鉄之介(1824~1862年)のもう一つのお墓の写真があったので、一応アップしておきます。墓地があるのは、水戸黄門の「格さん」と同じ、常盤共有墓地内です。同墓地は墓が多すぎて、お参りしたことをすっかり忘れていました。
関鉄之介の墓(常盤共有墓地)

 映画をご覧になった方はご存知だと思いますが、関鉄之介は「桜田門外の変」で大老・井伊直弼を暗殺した水戸浪士のうちの一人で、襲撃を指揮した人です。
 事件後、鉄之介は逃亡し、各地を転々としますが、文久2年(1862年)越後にて捕らえられ、小塚原で刑死。享年37歳。
 当然のことながら、小塚原の回向院にも墓があります。
関鉄之介の墓

 手元の資料では記載がありませんが、回向院にあった遺骸を水戸の方へ改葬したものか?とも思います。
 小塚原で刑死した人で特に政治犯の場合、関係者らが一般の罪人と同じ処に遺骸がうち捨てられることを嫌ったらしく、吉田松陰ですとか橋本左内なども、何とかして遺骸を掘り出して、別のところへ改葬しています。

 吉村昭の書いた「桜田門外ノ変」ですが、私の好きな作品のひとつです。純文学から始まり、作家人生の後半はすぐれた歴史小説を残した方ですが、追い詰められた人間の孤独な心情を描くのが非常にうまいです。
 淡々とした語り口ながら、いつの間にか読者の方も主人公の気持ちに寄り添っているのが不思議です。

 吉村がこの作品を書いた頃、関鉄之介のお孫さんの奥さんが健在で、その家に残されていた鉄之介の遺品や日記を見せてもらったんだそうです。その他、わざわざ東大史料編纂所まで行って丹念に史料を探すなど、渾身で描いた佳作です。

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 昨年当ブログで書いておきながら、ついつい映画を見そびれてしまいました。4月くらいにDVDで出るそうなのでそちらを見ようと思います。
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 N●Kなども、こういう骨太な作品を3ヶ月くらいのドラマに仕立ててくれるといいんですがね。(ただ、20年くらい?前に「桜田門外の変」をドキュメンタリータッチで追った特集番組があって、そこでは俳優の故・川谷拓三さんが関鉄之介を演じていたのを拝見したことはあります)

 今日で2月も終わりです。そろそろ水戸についてもエンディングの方向で。


 関連記事 映画「桜田門外ノ変」オープンセット!


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日本100名城スタンプラリー終了・・・2011年7月、根室半島チャシ跡群にて、無事100名城完全制覇しました。
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歴史の現場を、実際歩いて確かめることをモットーに、全国を行脚中。いつかあなたの住む町へ行くかもしれません。
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大卒後、音楽関係の仕事、専業主婦、現在は零細企業で総務関係の仕事をしています。

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