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「格さん」(安積澹泊)の墓 

 先日は、水戸黄門を支える「助さん」「格さん」のうち、「助さん」こと佐々介三郎を紹介しましたが、今度は「格さん」の方です。
 フィクションである「水戸黄門漫遊記」では「渥美格之進」という名前ですが、モデルとなった実在の人物は安積澹泊(あさかたんぱく)といいます。
安積澹泊

 ドラマの方では今回新しいキャストになって、的場浩司さんが演じられています。先日ドラマを見てみましたが、ちょっとビミョーな感じでした(笑)。ただ、私個人は的場さんは率直なお人柄でそのキャラをけっこう気に入っているので、今後を楽しみにしたいと思います。

 「格さん」のお墓は、水戸市内にある常盤共有墓地という所にありました。この墓地は徳川光圀が築かせたもので、家臣の者たちが宗派にとらわれず墓を建てることが出来るようにしたということです。ですから、水戸藩の関係者で歴史に名を残した人々が多数葬られています。共有墓地はここと、他にもう一箇所(酒門共有墓地)あります。(2007年7月参詣)
 常盤共有墓地

 安積澹泊は僧侶から転進した佐々介三郎とは対照的に、祖父の代から水戸徳川家に仕える家に生まれました。名を覚、通称は覚兵衛といいました。
 澹泊は寛文5(1665)年に江戸へ出て、朱舜水(明出身の儒学者)に師事します。
 5年後の寛文10(1670)年に水戸へ帰り、大番組(200石)となり、その後小納戸役に昇進。天和3(1683)年に彰考館編修となり、元禄6(1693)年には彰考館総裁に任じ、『大日本史』編纂の主導的役割を果たしました。
 
 ドラマの中の「格さん」は棒術が得意で、見事な立ち回りを演じますが、実際の安積澹泊は文系そのものの人物だったようです。学問一筋だったんですね。博識な人で、特に歴史が詳しかったようです。新井白石、荻生徂徠、室鳩巣などとも親交がありました。

 広い墓地内を歩き回って、ようやく彼のお墓を見つけましたが、墓の側には「格さんの墓」という幟旗がひらめいていました。きっと、多くの人々が参詣に訪れているのでしょう。
安積澹泊の墓1

安積澹泊の墓2

 安積澹泊は彰考館総裁になった直後、大方村(現・常陸太田市)のある庄屋の家に寄っていた光圀を訪れており、久しぶりに澹泊と会見した光圀はその再会の喜びを五言絶句にしています。
 その後、4ヶ月ほど彼は主君である光圀の側近くで過ごしました。この時、『大日本史』編纂について、色々語り合ったのではないかと思われます。
 澹泊は元文2(1737)年、82才で他界しましたが、亡くなる直前まで修史の編纂等に従事していたということです。『大日本史』編纂事業にその生涯の大半を費やしたということになります。

 常盤共有墓地の入口には、水戸黄門と助さん格さんの石像がありました。三人ともほのぼのとした感じです。
水戸黄門ご一行石像

 余談ですが、茨城県内のある所には「風車の弥七」のモデルになった人のお墓もあります。ちょっと遠いのでまだ行けていませんが、何かの機会に立ち寄ってみたいと思っています。

  
より大きな地図で 常盤共有墓地 を表示


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水戸

今週土曜日(26日)のテレビ東京「アド街ック天国」は水戸だそうです。
私もタイミングよくバスツアー前のいい事前勉強になります。
きっと1位は「偕楽園」ではないでしょうか?

悪役タイプが水戸黄門役に合うとの話がありましたが、
人生の年輪を重ねると悪役もできるようになるのが、道筋かなと思いました。
例えば、
「後白河法皇」「吉良上野介」「井伊直弼」とかね。

Re: 水戸

> 今週土曜日(26日)のテレビ東京「アド街ック天国」は水戸だそうです。
> 私もタイミングよくバスツアー前のいい事前勉強になります。
> きっと1位は「偕楽園」ではないでしょうか?

★柴様
こんばんは。コメント有難うございます。
私も先日、アド街の予告を拝見しました。「梅祭り」開催中ですし、一年のうちで水戸が最も盛り上がる時季ですから、グッドタイミングですね。


> 悪役タイプが水戸黄門役に合うとの話がありましたが、
> 人生の年輪を重ねると悪役もできるようになるのが、道筋かなと思いました。
> 例えば、
> 「後白河法皇」「吉良上野介」「井伊直弼」とかね。

★そうですね。
 大河ドラマではありませんが、今から40年くらい前に民放で「天皇の世紀」(大仏次郎原作)という歴史ドラマをやっていて、その中で故・中村竹弥さん(「大江戸捜査網」)が井伊直弼役だったのですが、実際の直弼に似ていて良かったです。最近、DVDが出たので購入しました。

渥美というのも

なんのゆかりもなくはない…のかしら?と思う記事をめっけました。

>★古い苗字は地名から
 日本で一番古い苗字は「古事記」に出てくる安曇連(アズミノムラジ)つまり安曇ではないかと思います。この安曇族は全国的に分布していて、琵琶湖に流れ込む安曇川や長野県の安曇野、そして渥美半島や福島県の安積地方などは、みなこの一族の移住した土地だといわれています。 だから安積・阿澄・厚味・渥美などの苗字はこの安曇族の一族だと思います。

http://www.kanda-zatsugaku.com/040806/0806.htm

水戸黄門は、京都で撮っても、儲けがあんまり撮影所にいかない仕組みになってたとかで…。
断絶は勿体ないですが、また再開を待ちましょうかね。

Re: 渥美というのも

とま様

 こんばんは。どうもお久しぶり?です。コメントどうもありがとうございます。

> なんのゆかりもなくはない…のかしら?と思う記事をめっけました。
>
> >★古い苗字は地名から
>  日本で一番古い苗字は「古事記」に出てくる安曇連(アズミノムラジ)つまり安曇ではないかと思います。この安曇族は全国的に分布していて、琵琶湖に流れ込む安曇川や長野県の安曇野、そして渥美半島や福島県の安積地方などは、みなこの一族の移住した土地だといわれています。 だから安積・阿澄・厚味・渥美などの苗字はこの安曇族の一族だと思います。
>
> http://www.kanda-zatsugaku.com/040806/0806.htm
>
> 水戸黄門は、京都で撮っても、儲けがあんまり撮影所にいかない仕組みになってたとかで…。
> 断絶は勿体ないですが、また再開を待ちましょうかね。


 なるほど。。。私、あまり「姓」の由来等を考えたことがなかったので、とても興味深いですね。
 上記のようにかなり古い時代から成立していたんですね。

 「水戸黄門」ですが、シニア世代から再開を希望する声があがっているみたいです。もしかしたら、近々再開するかもしれませんね。
 
 またよろしければ、当ブログ見に来てくださいね。よろしくどうぞ。(^ω^)ノシ
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日本100名城スタンプラリー終了・・・2011年7月、根室半島チャシ跡群にて、無事100名城完全制覇しました。
2010年5月、47都道府県踏破済み。(離島を除く)
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