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水戸城をゆく1 弘道館

 たまたま今回水戸へ行ってきたので、日本100名城である徳川御三家の城、水戸城をご紹介します。実は関東地方の100名城登城はすべて終了済みなのですが、ブログに書く機会がなかなかありませんでした。

 100名城スタンプラリーが始まったのが2007年の6月くらいからだったのですが、水戸城は同年の7月に訪問し、スタンプはゲットしています。巡った100名城の中で4番目に行ったので、かなり初期の頃に登城しています。

 水戸城址の最初の印象はあまり芳しいものではありませんでした。当時の私の100名城メモを見ますと、
「城の遺構がほとんど残っていないので、尾張や紀伊のように復元を望みたい。弘道館と薬医門くらいがかろうじて往時を偲べた」
とわずかな感想が書いてあるだけでした(汗)

 水戸は幕末の混乱があり、明治以後は建物が取り壊されたり、昭和20年の空襲にも遭っているため、建物などがほとんど残存していないこともあって、何故この城が100名城に選定されたのかよくわからないというのが正直なところでした。当時、まだお城ビギナーだったこともあり、自分自身が抱く「お城」のイメージ・・・姫路城や松本城みたいな天守閣などが残っているようなお城・・・とは程遠かったからです。
 ですから、これからご紹介する水戸藩の藩校「弘道館」は、僅かに残された江戸時代を偲ばせる貴重な建物だと言えます。なお、スタンプラリーのスタンプは、ここの券売所で押印出来ます。

 弘道館は天保12年、水戸藩第九代・徳川斉昭公が藩政改革の一環として、人材育成のために建設された藩校です。当時の藩校としては、全国でも最大の規模を誇ったそうです。
 元々、藩校の構想自体は二代藩主である徳川光圀(水戸黄門)の頃からあったそうですが、「大日本史」編纂事業が多忙で実現しなかったため、だいぶ後になりましたが斉昭がその遺志を継いで実現したということです。
 藩士の子弟は15歳から入学出来ましたが、「学問に終わりなし」という斉昭公の方針で、「卒業」という制度はなかったそうです。
 
 幕末の水戸藩は藩内に「尊攘派」と「佐幕派」の二者の対立が激しく、藩内抗争がエスカレートして、とうとう内乱状態に陥りました。幕府崩壊後は弘道館に佐幕派が立て篭もり、城内の尊攘派との間で戦闘が行われ、弘道館内は流血の惨事に陥り、建物も相当の被害を受けました。
 そして、昭和20年の水戸空襲で焼失した建物もあり、わずかに、正門、正庁、至善堂だけが残されました。(国指定重要文化財)

 弘道館正門 (以下4点は2007年7月撮影)
弘道館正門

 弘道館正庁 
弘道館正庁

 至善堂 藩主の休憩所として、また藩主の子弟の勉強の間として使用されました。斉昭の7男で、後の15代将軍・徳川慶喜も少年時代、この部屋で勉強したそうです。また、大政奉還後の一時期、ここで謹慎生活を送っていました。
至善堂


 徳川斉昭夫妻の写真
PICT0024.jpg

 なお、弘道館公園内も梅の木が多数植えられており、今月下旬には見ごろとなることでしょう。

 今回、弘道館の裏手を歩いてみました。今でも一部、土塁が残っていました。
弘道館の土塁

 この後、水戸城を偲ぶ僅かな痕跡を辿ります。  

                  つづく


参考サイト 弘道館公園ホームページ


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日本100名城完全制覇と有名人の墓めぐり(掃苔)
日本100名城スタンプラリー終了・・・2011年7月、根室半島チャシ跡群にて、無事100名城完全制覇しました。
2010年5月、47都道府県踏破済み。(離島を除く)
歴史の現場を、実際歩いて確かめることをモットーに、全国を行脚中。いつかあなたの住む町へ行くかもしれません。
東京生まれ東京育ち。
大卒後、音楽関係の仕事、専業主婦、現在は零細企業で総務関係の仕事をしています。

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