スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

黒田忠之の墓(黒田騒動)

 筑前藩黒田家の続きです。豊臣秀吉の「軍師」として功なり名を遂げた黒田如水、豊臣家からいち早く離反の上、徳川家に与し、関ヶ原の戦いで功を挙げ、筑前52万石を手にした息子の長政の墓を見てきました。
 黒田家の菩提所であった博多の崇福寺さんには如水、長政をはじめ黒田家歴代やその家族のお墓があったんですが、実は黒田家の墓所が他の寺にもあったことを知り、そちらにも行ってきました。

 博多・東長寺 真言宗のお寺です。
東長寺

 こちらのお寺に、黒田長政の息子で筑前藩第二代・忠之、三代・光之、八代・治高の三人の藩主の墓がありました。
黒田忠之の墓

 黒田忠之(1602~1654年)ですが、慶長七年(1602年)に長政の長男として生まれました。幼い頃から体が弱かったそうで、能力的にも凡庸であったと伝えられています。そのため、長政も奥方もこの子を跡継ぎにすることに不安を感じ、忠之を廃嫡して、弟の長興(後に秋月藩黒田家をおこす)を跡継ぎにしようと試みましたが、家老であった栗山大膳利章に反対され、結局忠之が二代藩主に就任します。

 父親の長政が亡くなると、頭上の重しが取れたように、忠之は自分にゴマをする側近を登用するようになります。これに対して、事あるごとに忠之をかばってきた家老の栗山大膳は何度も忠之に対して忠言しますが、忠之は聞く耳を持ちません。
 こうして、藩主の忠之と家老の栗山大膳の対立は深刻化して、とうとう思いあまった大膳は、幕府に対して「主君・忠之に謀反の疑いあり」として訴え出るのです。
 これが世に言う「黒田騒動」と呼ばれるお家騒動です。
 会社などでもそうですが、創業者、二代目ぐらいまでは苦労した時代がありますから堅実に生きていくものですが、三代目あたりになると、苦労知らずで甘やかされて育っていたりで土台が揺らいだりすることはよく聞く話です。

 ところで、各地のいろんな大名の墓を見て回っていますと、代々の藩主が同じ寺に葬られている場合もありますし、いくつかの寺に分散して葬られている場合等いろいろあります。
 しかし、黒田家の場合、今回紹介した黒田忠之は父の長政から長年疎んじられていたため、同じ寺に葬られたくて、わざわざ別の寺院を選んだのかなあと思われました。単に、黒田家の信仰する宗派と自分が信仰する宗派の違いによってではない深い理由があってのことかもしれないと推察されます。

 さて、突如として改易の危機に見舞われた筑前藩黒田家52万石の命運はいかに!?次回は騒動のもう一方の当事者である家老・栗山大膳の墓を紹介します。



より大きな地図で 東長寺 を表示


関連記事 
  黒田如水の墓
  黒田長政の墓

 
にほんブログ村 歴史ブログ 城・宮殿へ 人気ブログランキングへ 
関連記事

テーマ : 歴史
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 有名人の墓(か行)

コメントの投稿

非公開コメント

ブログランキング
「もののふの心」および歴史的遺産を後世に伝えましょう♪
うさぎ
  ↓ ↓ ↓ ↓
人気ブログランキングへ にほんブログ村 歴史ブログ 日本史へ
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
カテゴリ
ご注意 ごくたまに、「城」「史跡」「お墓」等の話題が、ドラマ関連やその他のカテゴリとして登録されている場合があります。
月別アーカイブ
最新コメント
FC2カウンター
おきてがみ
お気軽にどうぞ(お返事が遅くなる場合があります)
プロフィール

A☆六文銭

Author:A☆六文銭
ブログテーマ
日本100名城完全制覇と有名人の墓めぐり(掃苔)
日本100名城スタンプラリー終了・・・2011年7月、根室半島チャシ跡群にて、無事100名城完全制覇しました。
2010年5月、47都道府県踏破済み。(離島を除く)
歴史の現場を、実際歩いて確かめることをモットーに、全国を行脚中。いつかあなたの住む町へ行くかもしれません。
東京生まれ東京育ち。
大卒後、音楽関係の仕事、専業主婦、現在は零細企業で総務関係の仕事をしています。

★当ブログ内の文章、写真等はすべて無断転載禁止です。宜しくお願いします。
★当方と連絡を取りたい方は、下部メールフォームからお願いします。(ご感想はなるべくコメント欄のほうにお願いします)
※Twitter、Facebookはやってません。

最新記事
おすすめ書籍
リンク
RSSリンクの表示
検索フォーム
QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。