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田中吉政の墓

 柳川城主だった立花宗茂が関ヶ原の戦いで西軍に与したため、徳川家康によって改易されたわけですが、その後釜に座ったのが三河岡崎城主であった田中吉政(1548~1609年です。
 田中吉政は近江の出身で、出自等ははっきりしない事が多いということですが、どうも今年の大河ドラマのヒロインと同じ近江の浅井郡の生まれらしく、元は農民だったらしいです。
 その後、国人領主だった宮部氏に従って侍となり、姉川合戦の後に宮部氏が羽柴秀吉に帰順したため田中吉政もそれに従いました。
 その後、縁あって秀吉の甥である羽柴秀次の宿老となり、秀次領の近江八幡の領国経営に従事しました。
 天正18(1590)年の秀吉による小田原攻めの際にも秀次麾下として功があり、三河岡崎城主(5万7400石)となります。(後に10万石に加増)
 文禄4(1595年)のいわゆる関白秀次事件の際には、何故か吉政は連座を免れています。
 秀吉の死後、吉政は徳川家康に接近し、慶長5(1600)年の関ヶ原の戦いでは東軍に属し、配下の者が西軍の将である石田三成を捕縛するという功を挙げています。戦後の論功行賞の結果、吉政は柳川32万石をもって移封となるのです。
 田中吉政については、私なども不勉強で、関ヶ原の際の石田三成の捕縛で名前を知っているくらいでしたが、柳川で購入した資料を読んでいると、彼が筑後柳川城へ移封された後、城や城下町の整備、治政に力を尽くしていることがわかりました。柳川城の五層の天守も田中吉政時代に造られたものです。

 そのような功績が見直されているのか、前述した柳川お堀めぐりの途中、堀端に吉政の銅像がありました。数年前に建てられたらしいです。
 PB210309.jpg
 田中吉政

 しかし、吉政は慶長14(1609)年に伏見で客死してしまいます。亡骸は京の黒谷に葬られたそうです。現在も黒谷のとあるお寺さんに彼のお墓があるそうですが、柳川にも田中吉政の菩提寺及び墓があると聞いて、行ってきました。

 田中吉政の菩提寺・真勝寺(浄土真宗)
 真勝寺本堂

 お寺の方(多分、住職夫人)に吉政の墓は何処でしょうか?と尋ねたところ、お寺の方が言われるには、「この本堂全体が吉政公のお墓なので、まずはお上がり下さい」とのこと。
 早速本堂に上がらせて頂き、御本尊の阿弥陀仏に参拝させていただきました。
 その後、お寺の方が「こちらへどうぞ」と案内された先には・・・本堂の床下に小さい木口が。床下ですから、当然のことながら屈みつつ前進します。
真勝寺本堂2

 なんと、この木口の先に吉政のお墓があったんですね。(-人-)
田中吉政の墓

 つまり、お墓の上に本堂を建てたということなんですね。詳細はわかりませんが、京の黒谷に葬られた田中吉政の遺骨を息子の代になって移したか、あるいは分骨、遺髪などが葬られているのかもしれません。

 さて、田中家のその後ですが、吉政の死後、四男の忠政が継いだものの、彼は後嗣がないまま36歳の若さで死んでしまい、とうとう田中家はお家断絶になってしまいました。
 こうして、主のいなくなった柳川に、再び元の領主であった立花宗茂が戻ってくるというわけです。



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tag : 有名人の墓(た行)

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NoTitle

この田中吉政のお墓、面白いですね。
本堂の下にあるなんて、これは意外でしたね。
どんないきさつでこうなったのか、興味がわきます。

像も出来たのですね。
いろんな武将の功績が改めて見直されるのは、正しい歴史を知る上で、大切なことだと思います。

merry様

> この田中吉政のお墓、面白いですね。
> 本堂の下にあるなんて、これは意外でしたね。
> どんないきさつでこうなったのか、興味がわきます。
>
> 像も出来たのですね。
> いろんな武将の功績が改めて見直されるのは、正しい歴史を知る上で、大切なことだと思います。

★merry様
こんにちは。コメントどうも有難うございます。
田中吉政ですが、それこそ近江の浅井郡の出身なんだとか・・・浅井三姉妹のご近所ですね(笑)

断絶した家の人は忘れ去られていくことが多いものですが、こうして地元に銅像が建てられているので、地域の方たちからは評価されているのは喜ばしいことですね。
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