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オノヨーコさんと柳川

 つづき
PB210227.jpg

 川下り結婚式の舟を見送った後も、私たちを乗せたどんこ舟はのんびりと進んでいったのですけれども、途中に水車みたいなのがありました。昔はこのような水車が各所にあったらしいですけれども今はここだけらしい。

 途中でまた別の会社の船乗り場があり、そこを通過した時にしつこく明太ちくわを勧められたので買いました。この乗り場では犬を飼っていて、またこの犬が人なつっこくて、尻尾を振り振り通過していく乗客にエサをねだっています。
PB210228.jpg

 舟を漕ぎながら、船頭さんが柳川の観光情報などを説明してくれるのですが、途中に故ジョン・レノン夫人のオノヨーコさんの祖父の生家という家の前を通過しました。ちょっと見にくいですが、木の向こう側にある屋根だけ見えている家がオノさんの祖父・小野英二郎氏(元日本興業銀行総裁 1864~1927年)が昔住んでいた家だということです。
(よく「オノヨーコ、生家、柳川」で検索してくる人がいますが、オノヨーコさん自身は東京生まれなので、柳川出身ではありません
PB210241.jpg

 調べてみると、オノヨーコさんのご先祖様は立花宗茂と、宗茂が関ヶ原で改易後に加藤清正に仕えた小野和泉守鎮幸という人です。小野氏は後に立花家が柳川に返り咲くと帰参して再び立花家家臣となっています。
 つまり、
      小野鎮幸
        |
        |
      (数代)
        |
      小野英二郎
        |
      小野英輔
        |
      オノヨーコ
 
 ということですね。
 オノさんといえば、「世界一有名な日本人」として知られます。その証拠として、彼女はツイッターをなさっているのですが、なんと116万人のフォロワーがいるのだとか!この年末も、大新聞に意見広告を出しておられましたが・・・。
 オノさんのルーツは柳川にあったのですね。


 【追記】
 先日、柳川を再訪する機会があり、柳川市教育委員会の方に問い合わせたところ、オノさんのご先祖様は柳川藩士ではありますが、小野(和泉守)鎮幸とはまた別の家系の小野家だということがわかりました。教育委員会の方のお話だと、世間で少々間違って伝えられているとのことでした。
 もちろん、小野鎮幸の系統もご子孫がいらっしゃるそうです。
 ここに上記の内容を訂正し、お詫びいたします。(2012年10月記)



 一方、オノさんの母方は有名な安田財閥の一族。オノさんの母方曽祖父は安田善次郎(安田財閥創始者 東京大学安田講堂を寄贈)です。母方の家系の方が一般的には有名ですね。
 オノヨーコさんの生き方を見ていると、あの御年の方としてはとてもパワフルに、アグレッシヴな人生を歩んでこられたように思うのですが、その芯の強さはやはり武家の血を引いているというところにあるのではなかろうか、と思いました。
 ワールドワイドに活躍されているオノヨーコさんですが、でももう先祖の土地である柳川を訪れる機会はなかなかなさそうですね。(ちょくちょく帰国はされているようですが)

 その他、柳川にゆかりのある人物として、船頭さんは俳優の妻夫木聡さんや、阪神タイガースの真弓明信監督の名を挙げていました。妻夫木さんは柳川市内で生まれたものの、小学生くらいの時に横浜へ引っ越してしまったのだそう。真弓監督は柳川商業(お堀端にありました)のOBということです。
 
 こうして舟はつつがなく進んでいき、御花の脇を通り過ぎて、あとちょっとで終点というところで、ちょっとしたアクシデントが発生してしまいました!(追記の開閉をクリックしてください↓↓↓)

PB210252.jpg


 ちょうどこの辺りの角だったと思うのですが、私たちの舟が水底にあった下水管?か何かに乗り上げてしまい、舟底が引っかかって動かなくなってしまったのです。
 「あー、目測を誤りました!」
 若い船頭さんは慌てています。どうやら彼は下水管のあるこの場所を避けて端っこを通らなければいけないのを忘れていたようなのです。一生懸命棹を四方八方動かしていますが、舟は空回りするばかり。にっちもさっちも動きません。
 「あららあ…」「困ったね」
 他の乗客の人たちも困惑しています。水深が浅いので、さすがに溺れることはないだろうと私も高をくくっていましたが、舟がまったく動かなくなってしまい、どうしたものかと思いました。一箇所に留まったまま、時間だけがいたずらに経過していきます。
 そこへ、後ろから別の会社のどんこ舟がやってきました。

 「おい、何やっとんの?」
 他社のベテランの船頭さんがうちらの若い船頭さんに声をかけました。
 「すいません、管の上に乗り上げちゃったんですよォー」
 うちらの若い船頭さんも少々泣きが入っています。
 あちらの舟の乗客の人たちも心配そうに、
 「大丈夫ですか?」「こっちから舟を押してみましょうか?」などと皆口々に声をかけてくださいました。

 ベテランの船頭さんは見るに見かねて、
「ほら、そっちに(棹を)動かして・・・」
などとうちらの若い船頭さんに指示しています。さすがにベテランだけだって、落ち着いていらっしゃいます。うちらの船頭さんもそのアドバイス通り、必死で棹を動かして、そうこうしているうちにやっと舟が動きました!
 「やったー!」
 別の舟の乗客の方達も
「よかったですねー」と言って手を振ってくださいました。
 
 「旅は道連れ、世は情け」とはよく言ったものです。助けてくださった他社の親切なベテラン船頭さん(左)と心配して声援を送ってくれた乗客の皆さん。有難うございました。
PB210256.jpg

 結局、私たちのお堀めぐりは所用時間約70分を大幅に超過して、1時間40分位かかってやっと終点に到着しました。
PB210257.jpg
 
 途中ヒヤリとさせられましたが、若い船頭さんもお疲れ様でした。
 お堀めぐりの途上、予期せぬ事で時間をとられてしまい、この後私たちは史跡巡りに急ぎ足で向かいました。

                  つづく


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テーマ : 国内、史跡・名勝巡り
ジャンル : 旅行

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田原坂から柳川へ

私も4年くらい前に家族で柳川へ行きました。
熊本から田原坂を経由して昼頃到着。
腹が減ったので、「本吉屋」とかいう老舗で鰻を食べました。
ちゃんとした和室に案内されて感激でした。

その後、近くの船着場から同じように堀を周遊しました。
そうそう水門もくぐりましたね。
暑い時期だったので、客も少なく船は家族で貸切状態でした。
のんびりとしたのどかな時間でしたね。

立花宗茂、あんまり戦国ドラマには出てこない人物ですが、
西軍では珍しく復活を遂げた大名ですね。
家康も何かひっかかる個性(誠意?)を感じたのでしょう。
大河「葵徳川三代」では大和田伸也さんが出処進退にメリハリがある役柄で演じてました。

Re: 田原坂から柳川へ

 柴様

 コメントどうも有難うございます。家族旅行で柳川へ行かれたとのこと、楽しい観光になったのではないでしょうか。田原坂には私、まだ行ったことがありません。いつも熊本へ行くと時間切れになってしまうのです。近いうちにぜひ行ってみたいと思っております。

 立花宗茂ですが、徳川家康にしてみれば、生かしておいて利用しようと思っていたような節がありますね。彼が関ヶ原の結果、改易はされたものの死を免れたのは加藤清正のお陰です。清正とは文禄慶長の役における戦友だったので、清正の取り成しがあって助かったのです。残念ながら、立花宗茂は大河ドラマにもあまり登場しませんね。わずかに「葵~」くらいでしょうか。

オノヨーコさん

オノヨーコさんの話、
ジョンレノンと結婚した人としか知らなかったので、こんな風に歴史とからませて、ルーツをたどる話は面白かったです。
勉強になりました。

そして船でのハプニング。
普通の乗船時間の倍の長さも乗れたので、ラッキーでしたね(笑)

Re: オノヨーコさん

> オノヨーコさんの話、
> ジョンレノンと結婚した人としか知らなかったので、こんな風に歴史とからませて、ルーツをたどる話は面白かったです。
> 勉強になりました。


★merry様
コメント有難うございます。オノヨーコさんなのですが、私も長らく「安田財閥」のご子孫という感じで、彼女の母方の件しか把握していませんでした。父方が武士の家系というのを知ったのはつい最近ですね。華麗な家柄のお嬢様なんですね。

> そして船でのハプニング。
> 普通の乗船時間の倍の長さも乗れたので、ラッキーでしたね(笑)

★浅いお堀なので、万が一溺れるとかそういう生命の危険はないとは思ったのですが、もし全く動かなかったらどうするんだろう・・・救援の舟が来るのかな?とか色々考えてしまいましたね(汗)。ただ、助けてくれた舟の方たちが親切だったり、結果的には良い思い出になりました。
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A☆六文銭

Author:A☆六文銭
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日本100名城完全制覇と有名人の墓めぐり(掃苔)
日本100名城スタンプラリー終了・・・2011年7月、根室半島チャシ跡群にて、無事100名城完全制覇しました。
2010年5月、47都道府県踏破済み。(離島を除く)
歴史の現場を、実際歩いて確かめることをモットーに、全国を行脚中。いつかあなたの住む町へ行くかもしれません。
東京生まれ東京育ち。
大卒後、音楽関係の仕事、専業主婦、現在は零細企業で総務関係の仕事をしています。

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