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山中鹿介の兜 

DSCF1394.jpg

 上の写真は山中鹿介幸盛(1545~1578年)の銅像で、島根県にある月山富田城でお会いしました。

 山中鹿介…没落した主家・尼子氏再興のために「願わくば、我に七難八苦を与えたまえ」と三日月に祈ったという話はあまりにも有名です。
 彼はその生涯に三度、主家の再興運動を行いますが、なかなか思うように事は運ばず、三度目の時に上月城の戦いで破れ、主君の尼子勝久は自刃、鹿介は吉川元春に投降して囚われの身となります。
 しかし、鹿介は毛利輝元が陣を張っていた備中鞆の浦に護送される途中の甲部川の合いの渡りにて、毛利の配下の者によって謀殺されました。
 戦前は「忠君愛国」の国策により、誰でもが学校で山中鹿介の忠節の話を習ったといいます。

 今回、山口県岩国へ行ったのはお城のこともありますが、もう一つ私にとって重要な目的がありました。

PB150540.jpg

 現在、岩国城の麓にある吉川史料館の秋の収蔵品展にて、「山中鹿介の兜」が展示されていると聞き、「これは絶対見に行かねば!」と思ったのです。
  実は、私はこれまでの史跡巡りで、鳥取にある山中鹿介の女婿である亀井茲矩が建立した菩提寺「幸盛寺」を除き、首塚、胴塚、終焉の地をすべて参詣しているので、鹿介とは何かの縁を感じておりました。(※鹿介の墓については機会を改めてご紹介いたします)

 展示会場は写真撮影禁止ですので、史料館の外に掲示されていた写真を載せます。右下に写っている三日月の前立がある兜がそれです。「鉄錆十二間筋兜」 (ちなみにその左隣の兜の写真は吉川元春所用の物)
PB150542.jpg

 これは吉川元春が、鹿介の忠節心をいたく感じ入り、彼の遺品として大切に保管していたというのですが…。鹿介の尼子再興への執念を懸念した元春自身が殺害命令を下しておきながら、殺した相手のゆかりの品を手元に残しておくというのは、私には正直元春の考えがよくわかりません。まあ、400年前の人の考えることなので、それはそれ、これはこれ、という事なのかもしれませんが…。
 それから、鹿介が残した遺書というのもありました。家臣に宛てた手紙で、「自分が死んだ後は、良い主君を探せ」みたいな内容が書かれていたかと思います。


 吉川史料館の今回の展示ですが、このほかにも大変貴重な史料が出展されていました。実はそちらも私のお目当てでした。長くなるので続きます。

           
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テーマ : 山口県
ジャンル : 地域情報

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智謀湧くが如し

いえいえ秋山真之のことではなく、この1週間の話題の変遷ぶりから感じた言葉です。
山中鹿介~正岡子規~赤穂浪士~吉川経家と全くツウをうならせる展開ですね。

私が吉川経家を知ったのは大河「黄金の日日」でした。
出番は少しでしたが、当時は主役級の浜畑賢吉さんを投入してました。
浜畑さんにやらすぐらいだから、きっとカッコいい役なんだろうなと思って観てました。
「高校時代に歴史の本で読んで心のどこかにずっと残っていた。」とのことですからA☆六文銭さんも相当な歴史好きですね。

そういえば私も緒形拳さんが主役の大河「太閤記」で神山繁さんが演じてた山中鹿介を今でもありありと覚えています。
子供ながら「勇ましい!」と感じてましたから、かなりの歴史バカだったんでしょうね。

Re: 智謀湧くが如し

柴様 コメント有難うございます。お忙しい中、目を通していただいたようで有難く存じます。
 この一週間くらい、いろいろ書き散らし気味でした。大河ドラマなど肩のこらない話題も良いかなと思いましたので。
 吉川経家については、高校時代に歴史の本で読み、後年鳥取城へも行きました。
 変な話ですが、このお方だいぶ以前に何故か夢の中に出てきました。「黄金の日日」は残念ながら通して見ていないので、浜畑さんがどのように演じたのかわからないのが残念です。でも柴様のご記憶に残っているのですから、それなりの存在感があったのでしょうね。
 

> そういえば私も緒形拳さんが主役の大河「太閤記」で神山繁さんが演じてた山中鹿介を今でもありありと覚えています。
> 子供ながら「勇ましい!」と感じてましたから、かなりの歴史バカだったんでしょうね。

 神山繁さんは良い役者さんで、大河ドラマにも欠かせない方でしたね。最近はあまりお見かけしませんが…。
やっぱり有名武将には演技力のある役者さんを充てていただきたいものですね。
 故・緒形さんの「太閤記」ですが、現在ほんのわずかな部分しか当時の映像が保存されていないのでビデオ等で見られないのが残念です。
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日本100名城完全制覇と有名人の墓めぐり(掃苔)
日本100名城スタンプラリー終了・・・2011年7月、根室半島チャシ跡群にて、無事100名城完全制覇しました。
2010年5月、47都道府県踏破済み。(離島を除く)
歴史の現場を、実際歩いて確かめることをモットーに、全国を行脚中。いつかあなたの住む町へ行くかもしれません。
東京生まれ東京育ち。
大卒後、音楽関係の仕事、専業主婦、現在は零細企業で総務関係の仕事をしています。

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