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議会開設120年(前)

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 ブログ連載は岩国城の途中ですが、先日、東京千代田区の国会議事堂の側にある衆議院・憲政記念館へ行ってきました。
 今年は議会が開設されて120年という記念の年でもあり、それに関連して二つの展示が開催されています。

 一つ目は同館の1Fの展示室で、国立国会図書館の主催による「議会開設百二十年記念 議会政治展示会 (龍馬が夢見た日本の政治は…)」展が開催されています。(明日10日(金)まで)
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 こちらは国立国会図書館に所蔵されている史料の中から、明治維新以降の国政に関する貴重な史料が展示されていました。
 なんといってもお目当ては、坂本龍馬の直筆である「新政府綱領八策」の原本が展示されていたことです。もうこれは「龍馬伝」の中でも出てきたので、あえて説明しなくてもいいと思いますが、龍馬が後藤象二郎に対して提示した新政府設立にあたっての建言である「船中八策」をもとにして書かれた政体案であり、慶応3年の11月、龍馬が福井から帰京した直後に書いたものです。国会図書館と山口県の下関市立長府博物館に所蔵されているものと計2葉が現在に伝えられています。
 今回展示されていた物は、元々海援隊士であった石田英吉(後に貴族院議員、男爵)が持っていた文書で、石田の子孫の方から戦後、国会図書館へ寄贈されたということです。
 今年は大河ドラマのおかげで、各地の博物館・資料館でこのような貴重な史料が展示されたので、見ることが出来て幸いでした。龍馬関係はこれが今年最後だと思います。
 
 次に、目に留まったのは大日本帝国憲法「浄写三月案」というのですが、これは伊藤博文、伊東巳代治、金子堅太郎らが作成した憲法の草案(夏島草案)の各条をさらに検討に検討を重ねた結果、最終的な推敲をして改めて浄写したもので、この中の第一章第一条の天皇に関する部分で、丁寧に清書された「日本帝國ハ…」のすぐ上に「大」の文字が鉛筆で書き入れられているところです。(←リンク先へ飛ぶと、実際の史料を写した写真を見ることができます)こうした細かい部分にも、憲法制定までに至る伊藤らの努力の跡が見てとれますね。 
 その他にも、西園寺公望の側近だった原田熊雄関係文書ですとか、戦後、日米安保改定の際に当時の岸内閣が国会へ警官隊を導入しようとした時、国会の権威を守るため最後までこれに反対した鈴木隆夫・衆議院事務総長(当時)が遺された史料などが心に残りました。

 今回の展示は、取り上げる史料や人物のチョイスがなかなかツボを得ており、見るに値するものばかりで大変良かったです。惜しむらくは、今月1日からたった10日間しか開催していないので、史料保護につきやむを得ないとは思いますが、展示替えを行うなどして、もう少し会期を延長していただきたいものです。

 長くなるので続きます。次回は同館2Fで開催中の憲政記念館主催の展示の方を取り上げます。

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テーマ : 歴史
ジャンル : 政治・経済

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10日だけの開催というのは確かに短いですね。
長府博物館、大分前に行ったけど、その資料、見たかどうか、覚えていません。
自主憲法制定のためにも、多くの人に関心を持ってもらいたいですね。

桃源児様

★コメント有難うございます。長府へは一度行ったことがあるんですが、当時博物館までは気がつきませんでした。
過去の歴史を鑑み、これからの政治をどうしていけばいいのかのヒントにしていただきたいものですね。
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日本100名城スタンプラリー終了・・・2011年7月、根室半島チャシ跡群にて、無事100名城完全制覇しました。
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