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橋本左内の墓

 坂本龍馬とは出会ってはいませんが、福井藩の志士として忘れてはならない人がいました。
 橋本左内(号・景岳 1834~1859年)です。
   橋本左内

 橋本左内は福井藩奥医師の息子として生まれたのですが、幼い頃から学問好きで頭も良く、10歳の時に「三国志」を通読!し、15歳の時には自ら志を立て、生きていく指針を打ち立てました。
 「啓発録の碑」
   啓発録の碑

 左内弱冠15歳の折の「啓発録」は講談社学術文庫から現代語訳されて出されています。この前、実家の部屋を掃除していたところ、20代の頃購入したこの本が出てきました。その当時は内容が難しかったと見えて、途中で挫折してしまい、読了していませんでした(汗)。まあ、私は凡人なので、秀才でならした左内にはとても及ばないから仕方ありません(苦笑)

 その後、大坂の適塾に学び、薩摩の西郷隆盛、水戸の藤田東湖、その他、梅田雲浜、横井小楠、佐久間象山などとも交流します。
 松平春嶽にその才能を認められた左内は、やがて春嶽の側近として取り立てられます。藩校明道館学監心得に任ぜられ、教育改革を行いました。
 やがて、左内は江戸に移り、春嶽の命を受け、中根雪江と共に14代将軍を巡る「将軍継嗣問題」では一橋慶喜を推す「一橋派」として国事奔走することになります。
 左内は開明的な思想の持ち主であり、開国にあたっては日本がロシアと連携する必要性を説き、「雄藩連合」による統一国家体制を想起するなど、先見的視野に立った国家構想を抱いていましたが、この事が後に左内の運命に影を落とすことになります。
 
 安政5年(1858年)、彦根藩主・井伊直弼が大老に就任し、井伊と対立する春嶽は隠居謹慎を命じられました。加えて、井伊は「安政の大獄」を断行し、翌6年に「将軍継嗣問題」に介入したとして左内は捕縛され、江戸伝馬町の獄舎にて斬首されました。時に左内26歳という若さでした。

 左内の遺骸は小塚原回向院に埋葬されました。下の写真は東京都荒川区にある回向院内の左内の墓です。
PICT0034.jpg

 しかし、左内の死を悼む関係者たちは刑死者たちの墓場に左内が埋葬されたことを大いに嘆き、何とかして左内の遺骸を別所に改葬することを願います。
 文久2年(1862年)11月に、恩赦によって安政の大獄で処分を受けた者たちの罪が赦されると、関係者たちは翌年左内の遺骸を棺に収め、墓石と共に福井にある橋本家の菩提寺である善慶寺へ改葬しました。(後に橋本家の墓地を残して、公園となった)
 明治10年(1877年)には新しい墓石が建てられ、回向院から移動した墓石は新しい墓の傍らに置かれました。
 しかし、明治26年には、かつて回向院にあった古い墓石の方が再び回向院に移設されました。このため、左内を顕彰する東京の有志たちは回向院でも供養を行っていたということです。
 
 福井市内の「左内公園」に左内の本墓があります。左内とご両親のお墓があります。
  DSCF4752.jpg
  橋本左内の墓1

 現在でも毎年10月に有志により左内の墓前祭が行われているとのことです。
 しかし、現地へ行ってみると墓前が蜘蛛の巣だらけで近よれなくなっていました。(白い斜めのラインが数本見えますでしょうか。蜘蛛の巣です)
   橋本左内の墓2


 最近はあまり墓の手入れもされてないんでしょうかね。さびしい現実です。
 左内と交流のあった西郷隆盛も左内の死を深く悼んだ一人だそうです。
 26歳で逝った若き秀才に思いを馳せ、墓前で合掌いたしました。 (-人-)

 このほか、福井の史跡巡りはまだまだあるのですが、ここで一旦休止して、他所の話題に移りたいと思います。今年見た紅葉などもご紹介します。

   
より大きな地図で 左内公園 を表示

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日本100名城スタンプラリー終了・・・2011年7月、根室半島チャシ跡群にて、無事100名城完全制覇しました。
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歴史の現場を、実際歩いて確かめることをモットーに、全国を行脚中。いつかあなたの住む町へ行くかもしれません。
東京生まれ東京育ち。
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