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「知恵伊豆」と呼ばれた男・松平信綱と川越城

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 さて、また博物館見学記です。こちらももうすぐ会期が終了してしまうため、先にご紹介します。このところ、なぜか会期の短い展覧会ばかり当たっています。
 埼玉県川越市にある川越市立博物館では、現在、「開館20周年記念特別展 知恵伊豆 信綱 ~松平信綱と川越藩政~」を開催中です。(11月14日まで)

PICT0013.jpg

 DSCF6973.jpg

 川越市立博物館はたまに行くんですが、今年開館20周年という節目の年を迎えたんだそうです。きれいな博物館なので、設立してから20年も経過しているとは少々驚きです。
 川越は「小江戸」と呼ばれる城下町ですが、川越城や城下の大掛かりな整備を行ったのが、「知恵伊豆」として名高い老中・松平信綱(1596~1662年)です。博物館の記念展としてふさわしいテーマの人物だといえます。

 松平信綱は慶長元年(1596年)、代官を務める大河内久綱の長男として武蔵国に生まれました。後に叔父・松平正綱の養子となります。
 慶長9年に二代将軍・徳川秀忠の嫡男・家光が誕生すると、数日後信綱は家光付の小姓に選ばれます。以来、実に47年もの間、信綱は家光に仕えることになるのです。
 近習としての働きぶりを主君である家光から評価され、信綱は出世街道まっしぐらに進みます。元和9年、家光の上洛に供奉した折、従五位下伊豆守に叙任されます。
 寛永10年5月についに老中に就任し、加増を受け、3万石で忍城主となります。
 こうして信綱は家光の時代の幕政の中心人物として活躍することになります。
 
 彼の生涯でやはり特筆すべきは、寛永14年におこった「島原の乱」を鎮圧したことです。
 今回の展示で目をひいたんですが、信綱が島原の乱の折に原城からかっぱらってきた「戦利品」というのが出品されてました。信綱はそれらを神社に奉納したため、散逸せずに現在に伝わっているんですが、その内容というのがちょっと笑えるのです。
 蛇の卵だとか、蟹の甲羅だとか、変わった形の瓢箪、貝殻のような物だとか・・・。私などが見ると、単なるガラクタとした見えないのですが(笑)、一命をかけて、幕府軍総司令としてキリシタン一揆鎮圧のためわざわざ出陣したのですから、大任を果たした信綱にとってはとても大事な品々だったのでしょう。

 それから、信綱は幕政のみならず、領地内の民政にも力を尽くしました。
 信綱が川越城主になる前の寛永15年、川越で大火事があって城郭の大部分と城下町の繁華な部分を焼失したんだそうです。
 その後、大火の跡も痛々しい川越に信綱は入部しましたが、さっそく川越城の再建と城下町の復興に取りかかります。現在の川越の町の姿は、この信綱の代で形成されるのです。
 加えて、信綱は玉川上水や野火止上水の開鑿や新田開発などの農政にも積極的にあたりました。

 長年忠誠を誓って仕えた三代将軍・家光の死後、殉死した者も多数いましたが、信綱は家光の遺言により、家光の子である四代将軍・家綱の補佐のため引き続き老中を務めます。
 そして、寛文2年3月、老中職に在任のまま67歳をもって亡くなりました。生涯、幕政に尽くした人生でした。
 
 今回の展示では出展数はそう多くはなかったものの、信綱の功績や人となりを知るための、よくまとまった展示内容だったと思います。ひとつひとつの史料の解説文も簡潔でわかりやすかったです。
 信綱は幕閣としても、一藩主としても八面六臂の活躍をし、やはり政治家としてなかなか才能のある人だったんだと思いました。(現代の政治家さんたちも是非見習ってほしいものです 汗)ご本人の才覚もさることながら、家臣など人を使う能力もたけていたんでしょう。


 ところで、川越城本丸御殿は市立博物館の道路を挟んだすぐ目の前にあります。
 御殿へ前回来たのがたしか2年前だったのですが・・・。
川越城

 現在、修復工事中のため閉鎖中でした。工事は来年の春に終了するみたいです。
 川越城も100名城のひとつなんですが、2年前にスタンプは押印済です。(それ以前にもお城へは来ています)
 化粧直し後の開館が楽しみですね。


より大きな地図で 川越市立博物館 を表示


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