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「徳川御三卿」とは・・・

 前のエントリーに続いて、また「博物館見学記」です。今日ご紹介する展示会ももうすぐ終了してしまうそうなので、取り急ぎ書くことにします。

徳川御三卿
 現在、東京・両国にある江戸東京博物館では企画展「徳川御三卿」を開催中です。(11月14日 日曜まで)
 これまで、博物館などの企画展でも「御三家」に関するものはあったように記憶していますが、今回初めて「御三卿」について焦点をあてた展示だったので、色々興味深かったです。


 私は史学を系統的に勉強したわけではないので、認識が間違っていたら申し訳ないんですが、高校時代に勉強した拙い知識を紐解けば、江戸幕府八代将軍・徳川吉宗の頃、将軍継嗣のシステムが従来の「御三家」(尾張、紀伊、水戸)の中からのみではまかないきれなくなってきたため、吉宗の息子たちや孫によって新たに立てられた三つの家・・・「田安家」「一橋家」「清水家」のそれらが「御三卿」だと考えていました。
 
 「御三卿」が「御三家」と異なる点は、「御三家」は居城があり独立した大名であるのに対して、「御三卿」はあくまでも将軍の家族の一員であり、お城を持たないということです。
 今回、その性格の特徴を改めて知ったんですが、この「御三卿」はたとえ当主や嫡子であっても他家を相続することがあったり、当主が不在の場合は「明け屋敷」といって当主不在のまま家が存続することを許されていた、ということです。
 このように、「御三卿」が相続などを柔軟に対応することで、将軍継嗣や折々の政治状況を乗り切るために都合よく利用されていたわけで、言い換えればそれこそが「御三卿」に与えられた役割だったといえましょう。

 そうした背景を予備知識で頭に入れておき、展示内容の方は「田安家」「一橋家」「清水家」の各家に伝わった貴重な史料などが多数展示されてありました。各家、それぞれ特徴があります。
 「田安家」を例にとると、有名な寛政改革の老中・松平定信・・・この人は吉宗の孫で田安家の出身なのですが大変学問好きであったことが知られています。定信のお父さんの代・・・初代当主の田安宗武もまた学問に熱心な人でした。ですから、定信をはじめ宗武の子女はみんな学問や文化的素養があったそうです。定信の妹にあたる姫君だったと思いますが、素人目で見ても大変見事に描かれた日本画が展示されていました。

 「一橋家」は、十代将軍・徳川家治に世継がいなかったことから、ここから新しい将軍の世継が誕生しました。
(十二代・徳川家斉 この人は側室がたくさんいて、子沢山で有名ですね)以降の将軍は、紀伊家出身の十四代・徳川家茂を除き、すべて一橋家の人が相続しています。
 最後の将軍・徳川慶喜、この人は実は水戸家の出身なのですが、水戸家ですと将軍継嗣の可能性がないため、野心家の父・水戸斉昭が息子である慶喜を一橋家へ養子に入れたのです。

 「清水家」は御三卿の中でも当主不在の「明け屋敷」の状態が長く、途中で取り潰しの危機などもあったそうです。(かろうじて免れた)

 他にもいろいろ「御三卿」のエピソードは多々あるようですが、興味のある方は後は展示をご覧になってください。
 実は私はこのとき風邪気味で頭の働きもイマイチだったため、少々雑に見て帰ってきてしまいました。再度、見学に行こうかとも思いましたが、あいにくそんな時間的余裕もないため、かすんだ記憶でこの文章を書いておりますので、あしからず(∪_∪)

 参考サイト 江戸東京博物館 企画展「徳川御三卿」


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