スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

大谷吉継と敦賀

 福井市内の史跡巡りですが少々後回しにさせていただいて、「博物館見学記」を紹介します。
 秋期は各地の博物館や美術館等での展示会が数多く開催されています。しかし、会期には期限があるので、ぼやぼやしていると紹介する前に終了してしまい、つい書きそびれてしまいます。

 10月の第二週に、福井県敦賀市に行ってきました。戦国時代をある程度知っている方ならおわかりかと思いますが、敦賀は豊臣秀吉の近臣であった大谷吉継(?~1600年)が天正17年(1589年)よりおよそ11年ほど治めていた地なのです。
 大谷吉継は関ヶ原で長年懇意にしていた石田三成との縁により西軍に与して戦い、敗れて自害しました。
 最近、戦国ゲームの影響なのか、若い人のファンがとみに増えているそうで、大衆的な認知度は上昇しているようです。
 下の写真は大谷吉継の等身大の人形です。
大谷吉継

 私の場合、大谷吉継は真田幸村の舅にあたる人なので昔から知っていましたが、彼の詳細については良質な史料も乏しく、父親が誰なのか、また出身地すらも明らかでないのです。(ちなみに、母親は北政所ねねの侍女だったようです。出身地については近江国が有力です)
 多少わかっている事といえば吉継が昔は不治の病として恐れられていたらい病・・・現在は「ハンセン氏病」に冒されていたこと(時代劇などでも必ず白頭巾を被っている)や、石田三成との友情から西軍の暗雲を予期しつつも病を押して出陣した関ヶ原で孤軍奮闘し、力尽きて自ら命を絶った「義に生きた武将」としての逸話ぐらいでした。

 ところが、9月の初めくらいに敦賀市立博物館で大谷吉継に関する特別展が開催されると聞き、吉継の人となりを多少でも知ることが出来るかも、と思ったので、日帰りで見に行くことにしました。
DSCF6190.jpg

「近世敦賀の幕開け~吉継が治めた湊町~」
DSCF6211.jpg

 会場の市立博物館は元々銀行の建物(現在は文化財指定)を利用しているため、内部はかなり狭かったです。
 そして、展示内容ですがやはりこちらが期待したほど出展はされていませんでした。(一番下↓の敦賀市のHPに出展リストがあります)
 しかし、量的には少ないとは言え、それでもなんとか方々から吉継関連の発給文書などを集めてきたと見え、開催者の努力のほどはうかがえました。
 豊臣秀吉が側近である吉継を敦賀に配したことを見ると、湊町であった敦賀を海上交通の要所としてある程度重要視していたことがわかります。
 吉継の治世はたかだか11年くらいだったのですが、短期間ではあっても城下町の整備等に力を入れていたようです。
 もっとも、吉継自身は大坂や伏見にいることが多く、在所の敦賀には家臣を駐在させて政治を行ったのかもしれません。

 この日の午後、この特別展関連のイベントとして吉継に関する講演会があると知り、外が大雨だったので聞いてきたのですが、残念ながら目新しい新事実などはありませんでした。
 終了後、講師の方に真田幸村の正室で、吉継の女とされる竹林院について質問してみましたが、やはり詳細はわからないということでした。(ある程度予想はしてましたが)
 しかし、今後何処かで彼に関する史料などが発見されれば吉継に関する研究も進展があるでしょうから、その可能性に期待したいと思います。
 同展は11月14日(日)まで開催中です。
 (敦賀の史跡関連は後日掲載します)


参考サイト 敦賀市ホームページ



より大きな地図で 敦賀市立博物館 を表示


★拙文が少しでもお役に立てれば嬉しいです。応援いただければ幸いに存じます★ 
人気ブログランキングへ にほんブログ村 歴史ブログ 城・宮殿へ
関連記事

テーマ : 展示会、イベントの情報
ジャンル : 学問・文化・芸術

コメントの投稿

非公開コメント

大谷吉継と敦賀

大谷吉継といえば、茶会で彼が口を着けた茶碗を病気を恐れ誰も飲もうとしなかったら、三成が平気で口にした。という友情の逸話がありますが、本当なんでしょうかね?

私は81年TBS「関ヶ原」で高橋幸治さんが演じた大谷刑部が一番印象深く思ってます。
大谷吉継の娘→真田幸村
真田幸村の娘→片倉小十郎
という戦国知将の系譜もありますよね。

それと敦賀といえば、鰊蔵に閉じ込められた水戸天狗党の悲劇を思い出されます。
勝手な思い出話ばかりで、申し訳ない。

Re: 大谷吉継と敦賀


柴様
コメント有難うございます。石田三成と大谷吉継との交遊を深めることになった茶会の話ですが、出典が何処からなのか、あいにく存じません。

昔、TBSでドラマになった司馬遼太郎原作の「関が原」ですが、ビデオを持っていますので、一度通して見た事があります。演技派揃いの豪華キャストでしたね。
ブログランキング
「もののふの心」および歴史的遺産を後世に伝えましょう♪
うさぎ
  ↓ ↓ ↓ ↓
人気ブログランキングへ にほんブログ村 歴史ブログ 日本史へ
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
カテゴリ
ご注意 ごくたまに、「城」「史跡」「お墓」等の話題が、ドラマ関連やその他のカテゴリとして登録されている場合があります。
月別アーカイブ
最新コメント
FC2カウンター
おきてがみ
お気軽にどうぞ(お返事が遅くなる場合があります)
プロフィール

A☆六文銭

Author:A☆六文銭
ブログテーマ
日本100名城完全制覇と有名人の墓めぐり(掃苔)
日本100名城スタンプラリー終了・・・2011年7月、根室半島チャシ跡群にて、無事100名城完全制覇しました。
2010年5月、47都道府県踏破済み。(離島を除く)
歴史の現場を、実際歩いて確かめることをモットーに、全国を行脚中。いつかあなたの住む町へ行くかもしれません。
東京生まれ東京育ち。
大卒後、音楽関係の仕事、専業主婦、現在は零細企業で総務関係の仕事をしています。

★当ブログ内の文章、写真等はすべて無断転載禁止です。宜しくお願いします。
★当方と連絡を取りたい方は、下部メールフォームからお願いします。(ご感想はなるべくコメント欄のほうにお願いします)
※Twitter、Facebookはやってません。

最新記事
おすすめ書籍
リンク
RSSリンクの表示
検索フォーム
QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。