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奥琵琶湖パークウェイ~かくれ里・菅浦

 賤ヶ岳を後にし、最後の目的地である菅浦の里へ向かう。
 菅浦へ行くには「奥琵琶湖パークウェイ」というドライブウェイをひたすらまっすぐ行く。

 短時間ではあったが、右手に琵琶湖を眺めながら楽しいドライブである。
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 やがて、彼方に「竹生島」が見えた。竹生島も一度行ってみたかったんですけどね。
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 30分ほどで菅浦の里(西浅井町)へ到着。
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 今回我々は車で来たが、JR永原駅からの菅浦へのバス便は日中1時間に一本しかないようだ。
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 湖岸沿いの駐車場に車を停め、すぐの所に茅葺の「四足門」(西)があった。昔は村の東西南北の四箇所に門が置かれ、人の出入りなどをチェックしていたという。言い伝えによれば、村の掟を破った住民はこの門から追放されたという。
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 近江は昔から惣村が発達していた地域であった。中世史を勉強した人なら、大抵は菅浦庄の事を知っている。
 この村では古くから住民による自治が行われており、鎌倉時代~江戸時代までの1261点の文書が伝わっている。「菅浦文書」と呼ばれ、国指定重要文化財に指定されている。現在は滋賀大学に所蔵されているという。
 近隣の村との土地を巡る紛争(150年も続いたらしい!)に関する文書など、村落史を考える上で重要な史料であると聞く。

 西の四足門のすぐ右手に須賀神社の鳥居があった。奈良時代、淳仁天皇が「藤原仲麻呂の乱」の際に当地へ逃れたという伝説があり、現在社のある場所を行在所(あんざいしょ)としていたと言われる。社の裏手には淳仁天皇の陸墓があるとのことだったが、恐れおおいので行かなかった。
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 神社の鳥居をくぐり、すぐ左手の方に「菅浦郷土史料館」があった。ここには「菅浦文書」の写しなどが所蔵されているそうだが、残念ながら平日は事前予約がないと入館出来ないそうだ。(管理人の連絡先に電話したが、お留守のようだった)
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 西の四足門から東へ4、500m湖岸の道を行ってみる。途中で道が細くなり、軽自動車が一台やっと通れるような感じだったので、不精せず車ではなく歩いてくればよかったと一瞬後悔したが、かろうじて通ることが出来た。たどり着いた先は行き止まりになっていた。
 そこに東の四足門があった。
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 東の門付近から遠望した菅浦集落。心洗われる風景である。散策中、人を見かけたのはわずか一度きりで、本当に静かな里なのである。
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 地元の方たちの日ごろの心がけによる賜物であろうか、菅浦の里の湖水はきれいに澄んでいて感動する。思わず、夫が湖水に手を差し入れると一言「冷てえ!」
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 この澄んだ湖水の輝きは、この地に暮らす里人たちひとりびとりが環境を守る努力をしていることの証である。

 このように菅浦は一般的な観光地ではなく、古くから代々住んでいる方たちが静かにそれぞれの暮らしを営み、都会の喧騒などとは無縁の、時がゆっくりと流れている土地柄なのである。だから、立ち寄る際には住民にご迷惑がかからぬようマナーを守って散策したいものだ。

 菅浦の里で見た湖水の輝きは私の心を捉えて離さなかった。
 16時を回り、そろそろ帰路につかねばならない時刻である。後ろ髪引かれる思いで、元来た道を引き返した。「奥琵琶湖パークウェイ」はこれから紅葉の時期を迎える。いつかまたその時期に来てみよう。
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 さあ、「近江路・歴女ブロガー旅紀行」もそろそろエンディングへと向かいます。


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A☆六文銭

Author:A☆六文銭
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日本100名城完全制覇と有名人の墓めぐり(掃苔)
日本100名城スタンプラリー終了・・・2011年7月、根室半島チャシ跡群にて、無事100名城完全制覇しました。
2010年5月、47都道府県踏破済み。(離島を除く)
歴史の現場を、実際歩いて確かめることをモットーに、全国を行脚中。いつかあなたの住む町へ行くかもしれません。
東京生まれ東京育ち。
大卒後、音楽関係の仕事、専業主婦、現在は零細企業で総務関係の仕事をしています。

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