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武田元明の墓/浅井家ゆかりの寺

 西教寺での取材は午前中一杯かかった。残された時間はあと約6時間。
 再び車へ乗り込み、湖西地域を北上する。

 悪天候の昨日と違って、本当にいい天気!車窓からの眺めもすばらしい。 
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 道路の先にびわ湖が見えた。
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  そうこうしているうちに、目的地のお寺についた。寺名を宝幢院(ほうどういん 高島市マキノ町海津1381)という。宗派は真言宗。
 ここには、京極高次の姉で、後に豊臣秀吉の側室になった京極龍子(京極局・松ノ丸殿)の元夫である若狭の元守護・武田元明の墓がある。
 境内の右手、一般墓地を抜けると野原の中に元明の墓はあった。
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 元明は「本能寺の変」に際して、明智光秀に加担したとの嫌疑をかけられ、この寺で丹羽長秀によって殺害された。
 元明の妻であった龍子は捕らえられ、後に秀吉の側室として寵愛を受けた。龍子の美貌に目をつけていた秀吉が、彼女を奪うため夫・元明を殺したという俗説まである。
 さらに、龍子には元明との間に子供がいたという話もあり、名家の出の女性を好んで愛したという秀吉も節操がないなあと思う。一方で、夫を殺めた男の思い人になった龍子の心境はいかなるものだったのだろうか。
 なお、「江~姫たちの戦国」では豊臣秀吉役を俳優・岸谷五朗さんが、京極龍子役を女優の鈴木砂羽さんが演じられるそうだ。
 
    DSCF5861.jpg
 
 墓石をよく見ると、武田の「幸菱」が刻まれている。
   DSCF5870.jpg

 墓石には「天正十年」や「前若狭太守源朝臣元明之墳」などの文字が読みとれた。
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 作家の故・水上勉が『湖笛』という小説を書くためこの地を訪れたとき、元明の墓を見て小説の構想のインスピレーションを得たという。
 気の毒な死に方をした武田元明の冥福を祈って、合掌。(-人-)
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 宝幢院の西側、100Mくらいのところに宗正寺(高島市マキノ町海津1326)という真言宗の寺がある。
  DSCF5884.jpg

 こちらの寺は昔は尼寺で、浅井亮政(長政の祖父)の娘で、海津政元の室が入寺しており、海津夫妻の位牌が安置されているという。
 また、淀殿の乳母で長く近侍した饗庭局(あえばのつぼね)の位牌も伝えられている。
 饗庭局は浅井長政のいとこにあたる女性で、淀殿(茶々)が幼い頃から常に彼女の側にいたといわれる。大坂夏の陣では、淀殿と運命を共にしている。
 浅井家ゆかりの場所ともいえる寺である。
 
 境内の片隅に小さな墓石をいくつか見つけた。資料によると、寺伝では海津夫妻の墓とも伝えられているらしい。詳細を寺の方に伺おうとしたが、ひっそりとして誰もいないようだ。(無人の寺らしい)
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 資料によると、この寺には木造十一面観音坐像が安置され、重要文化財の指定を受けているという。
 また現地案内板には、豊臣秀吉がこの寺の尼・孝蔵主に宛てた書簡が残っているというが、この孝蔵主は秀吉の妻・北政所に仕えた同名の女性と同一人物とみなしていいのだろうか。

 今ご紹介した二つの寺とも、緑豊かなとてものどかな場所にあった。

  
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日本100名城スタンプラリー終了・・・2011年7月、根室半島チャシ跡群にて、無事100名城完全制覇しました。
2010年5月、47都道府県踏破済み。(離島を除く)
歴史の現場を、実際歩いて確かめることをモットーに、全国を行脚中。いつかあなたの住む町へ行くかもしれません。
東京生まれ東京育ち。
大卒後、音楽関係の仕事、専業主婦、現在は零細企業で総務関係の仕事をしています。

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