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「逆さ磔」にされた?鳥居強右衛門

 馬場信房(信春)の墓より国道151号線をお城へ向かって戻っていたんですが、途中でお城への近道らしき脇道があり、そちらへ行ってみる。
 しばらく歩いていると、「弾正郭」の石碑があった。

DSCF3555.jpg

 後ろの石垣は当時の物ではないらしい。その写真を撮ったあと、今来た細い道の真向かい側に電信柱があった。

DSCF3556_20100906082321.jpg

 よく見てみると、電信柱に「鳥居強右衛門が叫んだ場所」みたいな言葉を書いた紙が貼ってあった。よく見なければ通り過ぎてしまう。

 鳥居強右衛門勝商(とりいすねえもんかつあき)ですが、戦国史をちょっとかじった人ならば必ず聞き知っている人物だと思います。
 あまり知らないという人のために説明しておくと、彼は城主・奥平貞昌の家来・・・といっても雑兵だったんですが、天正3年(1575年)5月14日、武田軍によって兵糧倉を落とされ、もはや城の運命が風前の灯となった時、彼は城をひそかに脱出して、翌日、岡崎の徳川家康の元へ走り、援軍を送るよう要請しました。
 ところが、再び城へ戻る途中、強右衛門は武田軍に捕らえられてしまい、とうとう磔にされてしまいます。
 武田勝頼は「援軍は来ないと城へ向かって叫べば、命だけは助けてやる」と強右衛門を促したが、強右衛門は「援軍は必ず来る」と城へ向かって叫んだので、激怒した勝頼は死を命じ、強右衛門は「串刺しの刑」に処せられ、命を落としました。
 強右衛門の壮烈な死に、信長も家康も「あっぱれ、忠義の士よ」といたく感じいったといわれます。 

 お城の駐車場へ戻り、車を出す。そろそろ、長篠を離れないと設楽原古戦場を見学する時間がなくなるので、ちょっとあせり気味。

 飯田線の踏切の側の畑の中に、「鳥居強右衛門磔の趾」はありました。
 DSCF3584.jpg

 DSCF3579.jpg

 私はここへ来るまで、てっきり強右衛門が磔になったのはここかと思っていたのだが、さっき歩いた弾正郭の側の電柱の所とどっちが正しいのだろう。

 彼の最期を描いた、有名な「落合左平次の旗指物」。これは武田側にいた落合左平次という武士が、強右衛門の潔い最期を遂げた姿に感銘を受け、後に自らの旗指物の図柄にしたものです。現物は東京大学史料編纂所に所蔵されています。
 (※「続きを読む」をクリックしてください↓)
 
 私はこれの現物を実際見たことがあります。今から9年前に東京国立博物館で開催された東京大学史料編纂所の特別展と、一昨年、九州国立博物館で開催された同所の特別展の時と二度見ています。(東博の時はたしかレプリカだった)。
 旗は145cm×133cmのサイズでけっこう大きかったです。上記の特別展でも、この旗の前で人だかりが出来ていました。

 ところで、鳥居強右衛門の最期は串刺しの刑に処せられたのであるが、この時、彼は「逆さ磔」にされたという説があります。
 (下の写真は現地案内板より)
 
 処刑はただの磔ではなく、
 DSCF3575p.jpg

 このような風だったと。
 コピー ~ DSCF3575p

 だから、強右衛門の髪の毛が逆立ち、皮膚が真っ赤なのは上下逆さまに磔にされていたからだというのです。


 最後に彼の墓参りをする。磔の碑がある所からすぐ近所にある「新昌寺」というお寺さんにお墓はありました。
 しかし、後に彼の墓は遺骨と共に、別の所(新城市作手にある「甘泉寺」)に改葬されているので、今は墓標だけが残っています。

DSCF3591.jpg

 墓の台座と周囲の塀には新しい石が使われ、きれいになっていました。新しく造り直したんでしょうか。


 ★2011年6月追記
 最近ですが、『Library iichiko』110号という評論誌に、金子拓さんという東大の先生が鳥居強右衛門の磔についての論考を載せておられます。
 それによると、落合左平次の旗指物は、どうやら逆さ磔ではなかったということです。明治時代に撮影した写真が確認できたそうです。 
 詳しくは同誌をご参照ください。
 



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日本100名城スタンプラリー終了・・・2011年7月、根室半島チャシ跡群にて、無事100名城完全制覇しました。
2010年5月、47都道府県踏破済み。(離島を除く)
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