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薩長同盟 (`・ω・´)ζ

同志社大学今出川キャンパス

 上の写真は京都・今出川にあった二本松薩摩藩邸跡の石碑です。(クリックすると拡大します)
 現在は同志社大学今出川キャンパスがあります。撮影は2008年当時のものです。

 二本松薩摩藩邸

 2年前にここへ来た時、キャンパス内をちょっと歩いてみたんですが、薩摩藩邸ゆかりの物などはほぼ見当たりませんでした。(当たり前ですが・・・)
 唯一、門だけが残っていました。

 薩摩藩邸門

 慶応二年(1866年)一月、この薩摩藩邸にて、坂本龍馬の仲介により薩長同盟が結ばれました。
 しかし、薩摩藩家老だった桂久武の日記によると、薩長の会談自体はこの付近にあったと思われる小松帯刀の邸宅で始まったようです。
 西郷隆盛たち薩摩の面々と、桂小五郎(後の木戸孝允)の長州側と、お互いが面子にこだわり、なかなか話し合いが進まなかったところへ、一月二十日に龍馬が来て両者を一喝し、別れの宴の席でやっと薩長間で密約が交わされたといいます。
 同盟6か条は、もし幕府へ漏れ伝わることがあれば大変危険な内容を含んでいたので明文化されなかったようですが、万事において慎重な桂小五郎が、取り決めた内容が確かに履行されるかどうかを懸念し、仲介役である龍馬に対してその内容の確認と証明を求めた書状を認め、その文書の裏に龍馬が、
「毛(すこし)も相違これ無く候」
と朱書きしました。
 これこそが以前お話した「薩長同盟の裏書」といいます。現在は宮内庁書陵部に所蔵されています。


 このように、二本松薩摩藩邸は歴史的な名場面を生んだ場所でもあるのですが、なぜそこが後に同志社大学になったのでしょうか。

 明治維新後、およそ6000坪もの藩邸跡地は元会津藩士・山本覚馬(1828~1892年)の手に渡っています。
 山本覚馬は会津藩の砲術家であり、藩主・松平容保に従って京に上っていたのですが、鳥羽伏見の戦いの時に薩摩藩の手によって捕まり、二本松薩摩藩邸の牢内にて幽閉されてしまいます。
 気の毒なことに、この幽閉されている間に覚馬は視力を完全に失って盲目になってしまうのですが、彼は砲術家として名を馳せていたため、薩摩藩士の中に覚馬の事を見知っている者が何人かいて、覚馬に対して同情を寄せます。
 よく薩摩と会津は敵対していたと言われていますが、それはあくまでも幕末の最末期の話であり、禁門の変あたりまでは薩摩藩と会津藩の関係は決して悪いものではなかったんですね。

 そして、彼が以前書き記していた「管見(かんけん)」という先見の明ある献策が、小松帯刀や西郷隆盛の目に留まり、彼らはその内容にいたく感銘を受けました。そのおかげで、覚馬は囚われ人にもかかわらず、牢内での待遇が良くなったといいます。
 この時のことが縁で、明治維新後桑畑になっていたといわれる薩摩藩邸の跡地を、西郷が破格の値段で覚馬に譲ります。

 山本覚馬には八重子という妹がいて、この八重子が後にクリスチャンである新島襄(1843~1890年)の妻になり、覚馬と新島とは義兄弟の間柄になります。
 西郷から安く譲ってもらった薩摩藩邸跡地を、覚馬は義弟となった新島に譲るのです。
 かくして、同志社は薩摩藩邸跡地に校舎を建てられたというわけです。


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日本100名城スタンプラリー終了・・・2011年7月、根室半島チャシ跡群にて、無事100名城完全制覇しました。
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東京生まれ東京育ち。
大卒後、音楽関係の仕事、専業主婦、現在は零細企業で総務関係の仕事をしています。

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