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土佐藩邸跡

 京都の幕末史跡の続きです。京都は歴史の長い町ですから、あちらこちらに史跡を示す石碑が建てられており、逐一見ていったらキリがありませんね。

土佐藩邸

 土佐藩邸京都屋敷の跡地です。石碑は木屋町蛸薬師の高瀬川に架かる小橋のたもとにあります。
 石碑の背後はすでに廃校になってしまった立誠小学校がありました。
 ここが、幕末の土佐藩の拠点になった場所で、坂本龍馬も脱藩罪を赦された際に藩邸の中で七日間謹慎していたことがあるそうです。

 しかし、後に寺田屋で襲撃された龍馬は、幕府の「お尋ね者」の身となり、常に暗殺の影がつきまとうようになってからも、龍馬は身の安全のために土佐藩邸に入ろうとはしませんでした。
 結果的に、龍馬が藩邸に入らず、近所の土佐藩出入りの商人・近江屋に逗留していたことで、見廻組の手によって暗殺されてしまうのですが・・・。
 では何故、龍馬は藩邸に入りたがらなかったのでしょうか。

 先述した元陸援隊士で後に政治家になり95才まで長生きした幕末維新の「生き字引」ともいうべき田中光顕の回想によれば、
「(龍馬は)見廻役、新選組のものに、しきりに、つけねらわれた。
 『君は、危険だから、土州藩邸に入れ』
 伊東甲子太郎が、こうすすめたこともあったが、彼は聞き入れなかった。藩邸に入ると門限その他、万事窮屈の思いをせねばならない。自由奔放、闊達不覇の彼はそういうことを好まなかった」(『維新風雲回顧録』)

 なるほど・・・(´・ω・`) 当時の藩邸には門限がちゃんとあったんですね(笑)
 現代でも、学生寮ですとか門限があって、遊びたい盛りの学生さんにとってはけっこう厄介だったりしますし。
 御陵衛士だった伊東甲子太郎(1835~1867年)が龍馬に警告していた事は事実だったようです。(新選組関係の史料にも記載がある)

 あくまでも上記は田中の感想ですけれども、それはそれとして、龍馬は2度も脱藩していることもあり、藩邸在勤の土佐藩士とも埋めがたい微妙な距離感みたいなのがあって、藩邸は人間関係的にも彼にとってあまり居心地の良い場所ではなかったんじゃないか、と私は思うんですね。


 土佐稲荷

 土佐稲荷です。土佐藩邸の中にあって、ここだけは町人もお参りするための通り抜けを許されていたとか。
 明治維新後、一度別の場所に移りますが、近江屋のおかげで土佐藩邸があった場所に戻ってきたんだそうです。
 鳥居の手前左側に龍馬のミニ銅像があります。


本間精一郎暗殺の地

 立誠小学校の南東端に「本間精一郎遭難の地」の石碑がひっそりとありました。
 本間精一郎(1834~1862年)は越後出身の勤皇の志士で、実家が裕福だったため金回りもよく、それが災いして酒色にふけり、とうとう志士の間で「あいつは幕府の間蝶(スパイ)だろう」という噂がたちます。
 自らの素行の悪さがきっかけであらぬ誤解を受けた本間は、とうとう薩摩の「人斬り新兵衛」こと田中新兵衛や、土佐の「人斬り以蔵」こと岡田以蔵らにここで暗殺されてしまいました。
 裏では武市半平太が暗殺を指示していたとも言われています。

 この付近は路地が多くて、本間も背後から何かしら危険を察知して、狭い路地を利用して尾行者を煙に巻こうという算段だったのでしょうが、結果的にその目論見は外れて、敵に囲まれてしまったようです。なお、暗殺当日は雨だったとのこと。

 
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日本100名城スタンプラリー終了・・・2011年7月、根室半島チャシ跡群にて、無事100名城完全制覇しました。
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